2015年2月27日金曜日

2/27 駐輪場有料化中止の申し入れ(署名1147筆)

 今日、区長に、駐輪場有料化の中止を求める申し入れを行い、この間に集まった署名「駐輪場有料化と自転車撤去・保管料徴収の2015年4月実施の中止を求める要望書」1147筆を手渡しました。

 区側は、区長ほか、副区長2人、環境土木部長、総務部長、秘書担当部長、環境政策課長が対応してくださいました。

 日本共産党区議団に加え、署名活動に参加してきた区民の方3人が同席し、区立駐輪場有料化の事実が知られていないこと、利用料金の高額なことへの困惑、放置自転車がますます増えるのではないかという不安や疑問など、署名を通して聞いた声や意見を、切々と区長に訴えました。

 有料化にあたっては、こうした利用者や区民の声が、区に届いていないことに加え、周知の不十分さ、区民の理解が広がっていないことなどの問題があります。

 このような状況の中での有料化は大きな混乱を招くのではないでしょうか。

 4月実施中止のために今後も区議団一同がんばります。

 



 

 

2015年2月26日木曜日

2/26 家族でごはん

 2月24日(火)から始まった区議会第1回定例会は、昨日2月25日(水)と今日26日(木)で一般質問が終了しました。

 2月27日(金)には企画総務委員会で補正予算についての審議が行われ、3月2日(月)には環境建設委員会と企画総務委員会、3月3日(火)には区民文教委員会、3月4日(水)には福祉保健委員会で、それぞれ付託議案の審議が行われます。

 3月5日(木)からは予算委員会が始まります。日本共産党区議団からは小栗智恵子議員、志村孝美議員が委員となり、加藤博司議員と私はサポートに入り、予算修正などを作成する予定です。

 付託議案の質問作成と、反対する場合には反対意見の作成などの作業が待っています。

 今晩は久しぶりにゆっくりと家族で食事。

 献立は、「ブリとカブ炒め(味噌味)」、「キャベツときのこの塩昆布バター風味」。

 双子の娘たちもよく食べていました。「残すんだったら、もうママ、ごはん作らないよ」とおどした効果かも知れませんが。

 

2015年2月24日火曜日

2/24 明日、一般質問です

 明日、2月25日(水)、日本共産党区議団を代表して、おぐり智恵子議員が一般質問を行います。

 トップバッターで14:00からとなります。ぜひ傍聴に足をお運びください。

 傍聴券を用意していますので、区役所9階の日本共産党区議団控室にお立ち寄りください。

 質問事項は下記の通り。

 1.平和問題について
 2.「福祉の増進をはかる」地方自治の役割について
 3.巨大開発優先のまちづくりについて
 4.オリンピック・パラリンピック選手村について
 5.築地市場「移転」問題について
 6.「いじめ防止対策」問題について

 なお、質問は「中央エフエム・ラジオシティ84.0」でもお聞きいただけます。

2015年2月23日月曜日

2/23 駐輪場にて署名行動

 2月20日(金)、2月23日(月)と2日間、「駐輪場有料化の中止を求める署名行動」を行いました。

 2月20日は八丁堀駐輪場、2月23日は勝どき駐輪場で、朝7時半より行い、出勤・通学前の忙しい時間でしたが、多くの方が署名用紙を受けとってくださりました。

 有料化の話をすると「えー、知らなかった」「高い!」「放置自転車がもっと増えるでしょ」「がんばってください」等々、様々な反応があり、対話もはずみました。

 区の広報はまだまだ不十分だと実感しました。



 ↑八丁堀駅前の駐輪場にて。

 

2015年2月19日木曜日

2/19 自衛隊で「人質救出」ありえない

 今週の「しんぶん赤旗」日曜版には、日本国際ボランティアセンター(JVC)の代表理事・谷山博史さんが登場し、「中立・公平を貫いてこそ命守れる」と、安倍政権がすすめようとしている「邦人救出」のための自衛隊出動に疑問を投げかけています。

 JVCは1980年、カンボジア難民支援を機につくられました。同国では、大量虐殺をすすめたポル・ポト政権が70年代末に倒れ、同派を含む難民が隣国タイに逃げ、亡命政府のようなものをすくりました。

 その中でJVCは、内戦とポル・ポト派の支配で疲弊しつくしたカンボジア国内も含め、双方を支援し、対立する一方だけを支援すると、反対勢力から敵とみなされ、攻撃される危険を避け、いかに中立を貫くかに腐心した、と言います。

 ところが、安倍首相は、人道支援を対テロ戦争という政治的思惑に結び付けてしまいました。人道支援を本来の原則に基づき必死にやっているJVCにすれば、不用意な発言だった、と言いますが、その通りでしょう。

 今回の人質事件を追い風に、安倍首相は、集団的自衛権行使の閣議決定の具体化や、「邦人救出」のための自衛隊出動をやろうとしていますが、「自衛隊で『人道救出』などあり得ない」と防衛庁OBも言っており、政府との結びつきを押し出せば、不快な人もいるため、JVCは、現地で「日の丸」も掲げないほど、中立性に気を使うそうです。

 2011年にJVCのスーダン駐在代表が市街戦に巻き込まれ、現地勢力に拘束されたとき、国連はPKO部隊を派遣すれば戦闘に巻き込まれると、非武装の救援隊を派遣し、代表は助かったそうです。

 歴史的には、米国のアフガニスタン報復戦争(2001年)、イラク侵略戦争(2003年)を支持し、自衛隊を派遣してきた日本政府の対応までさかのぼり、検証することが必要です。

 戦争の混乱から、IS(イスラム国)のようなテロ組織が生まれ、拡大しました。

 安倍首相は「テロとたたかう国際社会で日本としての責任を毅然と果たしていく」「、イラク派兵も「適正な活動だった」と居直りますが、「戦争でテロはなくせない」ことが真の教訓です。

 「しんぶん赤旗」をぜひご購読ください。

 

2015年2月18日水曜日

2/18 奥村あきこレポート No.57 できました

 57号では、昨年4月17日の環境建設委員会で審議され、長らく継続審議となっていた請願「都バス『東12』路線廃止による日常生活の不便解消を求める請願」が、2月13日の環境建設委員会で趣旨採択となったことをご報告する内容となっています。

 他にも
 ★2月14日に双子の娘たちと参加した「愛と平和のバレンタインパレード」について
 ★日本共産党Q&A「旧ソ連、中国と同じ?」「北朝鮮と同じ?」
 を掲載しています。

 ぜひご覧ください。


2015年2月14日土曜日

2/14 バレンタインパレードに参加

 今年で30回目となる「愛と平和のバレンタインパレード」に、双子の娘を連れて参加しました。

 
 中央区内で活動する女性NGO団体やJALの不当解雇と闘う乗員組合のみなさんなどが集まりました。

 私も、日本共産党区議団を代表してあいさつをさせていただき、「子どもたちのためにも、憲法9条まもり、戦争する国づくりをくいとめていこう」「戦争と密接にかかわる貧困問題の解決も大切」ということを話しました。
 
 銀座の水谷橋公園から銀座中央通り、数奇屋橋をぬけ、泰明小学校付近まで、「集団的自衛権 戦争行くのは子どもたち」「戦争する国 許しません」「消費税増税ゆるしません」「大幅賃上げOK、OK」など、元気にコールしながら練り歩きました。

 

2015年2月12日木曜日

2/12 区長選 田辺七郎さんの政策


2015年中央区長選挙にあたっての政策協定

 2015年中央区長選挙にあたり、田辺七郎氏と「中央区革新区政をつくる会」は、左記の政策に合意し、中央区長選挙で、田辺七郎氏の当選のために、協力しあってたたかうことを確認しました。

    2015年2月10日

                    中央区長候補            田 辺 七 郎

                    中央区革新区政をつくる会代表世話人 木 藤   暎

  
《どんなときにも、つぎの「区政の3つの柱」をつらぬきます》

 
 1、憲法を区政に生かし、平和、くらし、福祉第1の区政をすすめます

 2、大企業の利益優先でなく、区民の願い、要求に根ざした区政をすすめます

 3、国政・都政にキッパリと意見を言える区政をすすめます


《「区民こそ主人公」の区政実現へ「8つの基本政策」をすすめます》

 
1、区民の多数の世論に依拠し、安倍内閣の危険な暴走をストップさせる活動を強めます

 ・消費税10%への引き上げを断念させる世論と運動を強めます

 ・憲法9条を守る区民の運動に連帯し、自主的な活動を支援します

 ・憲法違反の「集団的自衛権行使容認」の閣議決定の撤回を求める活動を支援します

 ・原発再稼働反対、核兵器廃絶の運動を支持し、核のない世界の実現に努力します

2、医療・福祉の充実で、区民生活を守り、区民に優しい区政に転換します

 ・「3つのゼロ」をめざします

   ①18歳までは直ちに、75歳以上は段階的に、医療費をゼロに

   ②認可保育園の増設で、待機児をゼロに

   ③特別養護老人ホームを増設し、待機者をゼロに

 ・高すぎる国民健康保険料の値上げを押さえ、減免の拡大をすすめます

3、区民に歓迎される2020年オリンピック・パラリンピック大会の実現をめざします

 ・選手村の跡地利用は、都営住宅など公的住宅を確保するよう働きかけます

 ・仮設の練習用トラックは、区民が利用できる施設として整備するよう働きかけます

4、「築地市場移転反対、現在地での再整備」求め、国と都に働きかけます

 ・「食の安全」をおびやかす土壌汚染の深刻な豊洲への移転を断念させます

 ・市場関係者の雇用、「築地ブランド」を守り、中央区の地域経済を発展させます

5、超高層ビル建設を規制し、太陽がふりそそぐ、日影の少ないまちづくりをすすめます

 ・「環境部」を復活させ、住環境、自然環境を重視する区政に転換します

 ・計画段階から十分な情報公開、住民参加のまちづくりのため、関係条例の整備をすすめます

 ・防災・防火対策を強化し、安全・安心のまちづくりをすすめます

 ・「水のまち中央区」へ、日本橋上空の高速道路を撤去し、水辺の復活をすすめます

6、「商工観光部」を創設し、中小企業支援と観光行政の強化を進めます

 ・「ハッピー買物券」の発行を増額し、中小商店の営業と区民生活を守ります

 ・「公契約条例」を早期に制定し、中小企業と労働者の生活を守ります

 ・非正規から正規雇用への転換を促進する雇用対策を強化します

7、教育委員会の独立・自主の活動を発展させ、子どもたちの健やかな成長をめざします

 ・全学年で早期に35人学級を実現するため、国・都に働きかけます

 ・人口急増の晴海地域に、小・中学校の増設をすすめます

 ・「義務教育は無償」(憲法26条)の視点で、保護者負担の軽減を図ります

8、区民に開かれた区政、区民の自主的運動を尊重する区政をすすめます

 ・情報公開手数料を無料にし、区政の透明度を100%に高めます

 ・区民が誰でも参加でき、意見を言える「区政懇談会」を創設します

 ・区政のあらゆる施策の中に、女性の地位向上と男女平等社会の実現をめざします

 
《ムダをなくし、くらし・福祉充実の財源を確保します》

 
 〇東京電力、NTTなどの大企業の道路占用料を適正化し、財源の拡大を図ります

 〇大型開発で巨大な利益を上げている企業に、開発協力金の増額を求めます

 〇東京23区中で公費投入1番の「賀詞交歓会」は見直し、簡素化します

 〇区民のくらしと福祉充実のため、約400億円の基金(区の貯金を積極的に活用します

 
《区長として、直ちに実施します》


 〇区長の退職金制度は廃止します

 〇区長の交際費は2分の1に削減します

 〇現在2人の副区長は1人に減らします

2015年2月10日火曜日

2/10 区長選 記者会見がありました

 今日は、午前11時より、4月の区議選と同時にたたかわれる区長選の候補者発表の記者会見がありました。

 「中央区革新区政をつくる会」から要請を受け、無所属として、田辺七郎さんが立候補を表明しました。日本共産党は田辺七郎さんを推薦します。

 前回2011年に続き、2度目の立候補となる田辺さんは、日本共産党以外は「オール与党」という区政のもとで、9期34年にわたり日本共産党区議会議員として活動してきた方です。

 田辺さんは記者会見の中で、今の中央区政の問題や、区民の声を受けとめる区政とするためどうすべきかについて語りました。

 「消費税増税、社会保障切り捨て、集団的自衛権行使容認の『閣議決定』、原発再稼働につきすすむなど、安倍内閣は国民の願いに背を向け、暮らしも平和も脅かしている。」

 「このような時こそ、中央区政は、安倍内閣の暴走に立ち向かい、住民の暮らしと福祉を守る『砦』とならなくてはいけない。」

 「7期28年間続いてきた矢田区政は、『人口の増加』が自慢だが、身秩序な大規模開発優先で、保育所、特養ホーム、学校教室などの社会基盤が追いつかない。銀座・日本橋などの商業地域でも、区道廃止を伴う大規模開発による大企業応援の区政がすすめられている。」

 「オリンピックをテコに大型開発がさらにすすめられているが、オリンピックが被災地も含めて国民に歓迎されるような『平和の祭典』となるよう力をつくすことが必要。また、都有地である晴海の選手村には、大会終了後、民間デベロッパーの利益に供する住宅建設だけでなく、都営住宅建設もすすめるべき。」

 「土壌汚染が深刻な豊洲は、先日発表された地下水モニタリング調査の結果を見ても、汚染されていることは確実で、生鮮食品を扱う市場には最も不適切。『移転反対、現在地再整備』の姿勢を貫き、中央区の地域経済を守るために力を尽くす。」

 など、立候補の決意を語りました。また、記者の方からの質問で「区長の多選をどう考えるか」という問には、「私は多選を否定はしない。多選批判による争点隠しはいかがなものか。矢田区政の何が問題点なのか、ということが大事」との見解を示しました。

 田辺七郎さんの政策については、後日あらためてご紹介します。


 ↑これは少し前の写真ですが、真ん中が田辺七郎さんです。

 



 

2015年2月8日日曜日

2/8 今日も「雪まつり」会場にて署名行動

 昨日に引き続き、今日も「雪まつり」会場入り口で「区立駐輪場有料化STOP」の署名行動を行いました。

 雨という天気予報を考え、朝早めの行動にしたせいか、やや来場者は少なめでしたが、会場をのぞくと、子どもたちの歓声でにぎわっていました。

 そり用のすべり台にも長い列ができていました。

 町会の方たちが用意してくださった暖かいお汁粉やホットカルピスを味わい、帰りに桜のつぼみがたくさんついた枝(2本で500円)をお土産に買って帰りました。

 来年は、双子の娘たちを連れて参加したいものです。

 

2015年2月7日土曜日

2/7 駐輪場有料化STOP! 署名行動

 2月7・8日の2日間、明石町のあかつき公園で開かれる「中央区雪まつり」会場入り口で、今年4月実施予定の「区立駐輪場有料化の中止を求める署名」行動を、日本共産党区議団、日本共産党中央地区委員会などと合同でおこないました。

 今日は、お昼前後に多くの方が会場を訪れ、声をかけると快く署名用紙を受け取ってくれ、また、その場での署名にも応じてくれました。

 「えー、知らなかった」「これはひどいよな」「高すぎる」「友達にも広げるので、署名用紙をあと3部ください」「がんばってください」など様々な反応がありました。

 中には外国の方で「ワタシ、オコッテマス」と怒りをあらわにしている方もいました。

 明日も朝9時から署名行動を予定しています。

 

2015年2月6日金曜日

2/6 安倍首相「罪を償わせる」発言に波紋 

 安倍晋三首相は1日、過激組織「イスラム国」による後藤健二さん殺害に対する声明で、「テロリストたちを絶対に許さない。その罪を償わせる」と表明しました。この発言が国際社会で大きな波紋を呼んでいます。

 、「罪を償わせる」発言について、米国のメディアは、安倍首相が「イスラム国」に「復讐(ふくしゅう)」を誓ったものとして驚きをもって報じています。

 ニューヨーク・タイムズ紙2日付は「安倍首相は日本の平和主義から逸脱し、復讐を誓う」という見出しの記事を掲載し、この中で、「首相の復讐の誓いは、軍関係者さえも驚かせた」と指摘。「安倍首相は、戦後の平和主義を捨てて、世界でより積極的な役割を日本に担わせようとしている」と述べました。

 ワシントン・ポスト紙(電子版)は3日、人質事件に対する安倍政権の対応をただした日本共産党の小池晃参院議員の質問を引用。安倍首相が集団的自衛権の行使を目指していることを指摘し、「日本の国家主義者らは人質事件を軍事力強化の口実に使うかもしれない」との識者の声を紹介しています。

 空爆開始以降、「イスラム国」による欧米人拘束・殺害事件が相次いでおり、武力・暴力による対応が報復の連鎖を巻き起こしています。そうした流れを増幅する安倍首相の発言は思慮を欠く発言です。

 首相は「国民の安全に万全を期す」と語りますが、自らの発言が国民を危険にさらしているという認識はありません。

2015年2月5日木曜日

2/5 申し入れで都庁へ

 今日、日本共産党都議会議員団、日本共産党各区市町村議員団、日本共産党東京都委員会合同で、東京都に申し入れを行いました。

 午前中:

★待機児解消と保育行政の抜本的拡充を求める申し入れ
★安心して老後を過ごすための支援を求める申し入れ

 午後:

★国民健康保険への財政支援を求める申し入れ
★雇用を守り、人間らしく働ける東京の実現を求める申し入れ

 それぞれ都の担当課長らが対応をしてくださいました。

 詳しい内容は、今後「奥村あきこレポート」に掲載したいと思っています。

 


 ↑都議会議事堂2階の会議室にて。

2015年2月4日水曜日

2/4 奥村あきこレポートNo.56 できました

 56号の内容は以下のとおり。

★選手村跡地の活用について
★2月の委員会日程について
★日本共産党Q&A 「賃上げ」っていうけどホントにできるの?

 ぜひご覧ください。

 

2015年2月3日火曜日

2/3 雪まつりのご案内

 
 第18回中央区雪まつりがおこなわれます。

 中央区の友好都市である山形県東根市からトラック20台分の雪の提供を受け、毎年おこなわれているイベントです。

 リサイクル自転車の販売やミニ動物園、いも煮汁の炊き出しなども楽しめます。お子さんと一緒にぜひご参加ください。

日時 平成27年2月7日 (土) 午前9時~午後4時
     平成27年2月8日 (日) 午前9時~午後3時

会場  区立あかつき公園(築地7-19-1)

 http://www.city.chuo.lg.jp/event/matsuri/yukimaturi.files/18yukimaturi.pdf

2015年2月2日月曜日

2/2 国際社会が一致して 「イスラム国」に対処を

 日本共産党の志位和夫委員長は1日、過激組織「イスラム国」による日本人人質事件で、フリージャーナリストの後藤健二さん(47)が殺害されたとみられる動画がインターネット上に公開されたことについて、声明を発表しました。

一、湯川遥菜(はるな)さんに続き、ジャーナリストの後藤健二さんが、過激武装組織「イスラム国」によって殺害されたとする映像が明らかになった。いかなる口実をもってしても許されない残虐非道な蛮行であり、深い憤りを感じる。無法なテロ行為を、怒りを込めて断固として糾弾する。ご家族・関係者のみなさんに心からのお見舞いを申し上げる。

 一、いま求められているのは、国際社会が結束して、過激武装組織「イスラム国」に対処し、国連安保理決議2170(2014年8月)が求めているように、外国人戦闘員の参加を阻止し、資金源を断つなど、孤立させ、追いつめ、武装解除と解体に追い込んでいくことである。日本政府の外交も、こうした方向に資するものとなるべきである。

 一、こうした悲劇を繰り返さないためにも、この間の日本政府の対応について、冷静な検証が必要である。政府は、2人の日本人が拘束されてから今日にいたるまで、政府がとってきた対応について、検証にとって必要不可欠な情報を、公表すべきである。

 一、安倍首相は、今回の事件にかかわって、米軍などによる「イスラム国」への空爆などへの自衛隊の支援が「憲法上は可能」とのべ、「邦人救出」を名目にした自衛隊の海外派兵のいっそうの拡大の検討を表明している。テロ集団による蛮行を機に、「海外で戦争する国」づくりを推進するという動きは、断じて認められない。



↑2月1日に首相官邸前で行われた「哀しみと抗議の官邸前サイレント・アクション」(しんぶん赤旗より)