2010年12月23日木曜日

12/22 都知事あて5493筆の「築地市場移転反対署名」提出














 12月22日に、共産党区議団とともに「築地市場移転反対、現在地再整備を」求める署名を、都知事宛に提出してきました。

 9月から毎月1回、築地4丁目交差点での宣伝行動や、毎日の活動のなかでコツコツと集めたものが、5493筆になりました。

 当日は、中央卸売市場長が対応してくれました。

 署名はこれからも引き続き集めていきますので、ご協力よろしくお願いします。

 

2010年12月21日火曜日

12/21 「3つの要請」 都庁へ行ってきました










 東京の区市町村議員団とともに、

 ①地域商業の再生・活性化のための支援の拡充(5項目)
 ②都内製造業の再生・活性化のための支援(7項目)
 ③30人学級・少人数学級の実施(3項目)

 を、都に要請。申し入れ文書を、「産業労働局」、「教育庁」にそれぞれ手渡しました。

 参加した議員団が、地元での相談活動で接した現場の生の声として、具体的な事例を示しながら、都側との質疑応答がありました。都側からは、「法制度のなかで適正に対応しています」という、どこかで聞いたような答弁が続きました。

 ★現在、都内では10万の小売店舗が営業、93万人が就業しています。地元の商店は、物を販売するだけでなく、お祭りや消防団、防犯活動など、地域社会の核として大きな役割を果たしていますが、大型店舗の出店により、閉店に追い込まれ、シャッター通りとなる商店街が急増しています。
 
 商店街に対して都が助成している「新・元気を出せ商店街事業」というものがあります。→http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/shoko/josei_shotengai.html

 商店街等が行うイベントやポイントカード作成などに補助金を出していますが、複数回の利用には制限があり、単年度の利用に限られています。商店街の本当の活性化のためには、その時限りの補助ではなく、長期にわたって活性化を持続させていく施策が必要です。年度をまたいでの利用を求めましたが、「制度上、困難」との答えでした。

 大規模店舗の無秩序な出店や、JRの駅ナカ開業などで多くの地元商店が打撃を受けています。「どうにか規制できないものか」との声には、都側は「町づくりの方の担当になるので、自分たちは答えられる立場にない」との答弁でした。

 ★「小人数学級」について、全国で最も取り組みが遅れている東京都。全国46道府県は既に少人数学級に踏み出しています。そんななか、東京都は文部科学省は来年度から35人学級を段階的に実施するための予算要求を行うにいたっています。

 文部省実施の意見募集(全国)でも、「望ましい学級規模を30人以下」と答えた人が8割を超えています。

でも書きましたが、学力全国1位の秋田県の例が示すように、学級規模が小さい方が、学力向上につながるのは明らかです。教員もしっかり生徒と向き合うことができます。

 先進諸外国では、当たり前の「少人数学級」。子どもの学力・精神の向上・発達向上のためにも、教員の負担軽減のためにも、互いの「つながり」を強めるためにも、「国の制度改正を待つ、という立場に縛られず、1日も早い実現を」と求めました。
 

2010年12月20日月曜日

12/20 朝宣伝、テーマは「学校間の格差」


←ブルーと白のコントラストが特徴的な佃中







 月曜恒例、朝の月島駅前宣伝では、「奥村あきこレポート」No.12の内容を中心に話しました。

 公立小学校・中学校の選択学校間格差の問題についてだったので、子どもを持つ父親・母親世代の方が「レポート」をよく受け取ってくださいました。

 「公立中学校自由選択制」で、指定校となっている4校のうち、人気が集中している佃中学校は、リバーシティーにあります。

 私が宣伝をしている月島駅出入り口のすぐ近く。通勤・通学で私の前を通り過ぎる方々にとっても身近な学校なので、今回の「奥村レポート」の内容はより興味を引いたのではないでしょうか。

 中央区政、都政、国政...と様々問題を織り交ぜ、興味を持ってもらえるような話をしていきたいです。
 
 

2010年12月17日金曜日

12/17 餃子を食べるなら「中国残留孤児の家」

 「日中友好協会」の望年会に参加しました。

 今年の会場は、「中国残留孤児の家」。

 新御徒町駅からほど近いこのお店では、残留孤児の方の手作り餃子を購入できます。→ http://www.ab.auone-net.jp/~jc-yuko/

 水餃子、焼き餃子、そして海老チリ、酢豚、鶏の冷製、などの中華料理に、上海駐在から一時帰国された方からのお土産の紹興酒、ブランデー(?)、焼酎(?)などちゃんぽんで楽しみました。

 日中の友好、これからの抱負について語り合いました。

 マスコミがあおる「中国脅威論」ですが、間違ったことにはきちんと異議を申し立てつつ、冷静に対応することが大切だと確認。

 中国語や中国映画、対極拳、切り絵、中国料理などの文化に触れること、そして過去の歴史を学ぶことから、違った中国も見えてきます。

 

2010年12月16日木曜日

12/16 厚労省へ 「4つの要請」











 ★「人間らしい雇用の保証を求める要請書」
 ★「子ども・子育て新システムの導入をやめ、保育・子育て施策の拡充を求める要望」
 ★誰もが安心して医療がうけられる国民健康保険の確立をもとめる要望書」
 ★「介護をうける人も、介護を支える人も、誰もが安心できる公的介護保険の実現を」

 厚生労働省へ4つの要望書(計27項目)を提出し、交渉を行いました。都内の共産党議員団が参加しました。

 今、就職難を利用して劣悪な働かせ方をする悪質事業所も増えています。文句を言えば、即「辞めさせる」。当事者本人からの申告だけではなく、厚労省側から110番のような「救いの手」を差し伸べられないのか、悪徳事業所のブラックリスト公開などを、要請しました。

 保育問題では、「認定こども園」の直接契約について、「市場原理にゆだねるもの」として反対の声が上がっています。今までは自治体が親の様々な条件を配慮して探す責任がありましたが、これから親の「自己責任」で探すことになります。保育料も「応益負担」となります。格差や負担増をもちこむ「子ども・子育て新システム」の検討中止と、児童福祉法24条にもとずく公的保育制度の堅持・拡充を求めました。

 要請行動は、各地の具体的な問題事例を直接聞ける機会でもあり、勉強になります。

 写真は、笠井亮衆議院議員と田村智子参議院議員です。


 

12/15 「築地アセス」に参加

 東京都主催の、築地市場豊洲移転に関しての説明会が豊海小学校で開かれ、多くの市場関係者や区民が参加しました。
 
 都から大勢の担当職員が参加し、会場で「環境影響評価書案のあらまし~豊洲新市場建設事業~」というパンフレットが配られました。

 資料の内容は、要約すると「移転予定地の豊洲の汚染物質は全て無害化できる」というものです。

 私たちが主張している「現在地での再整備」に関しては、現在地再整備中に晴海に一部機能を移転する案はいずれも工期が長く難しい、との一点張り。

 都議会ではまだ「継続審議中」で合意はなく、最終的な判断を下すのは農水省であるにも関わらず、こういった説明会を開いて既成事実を積み重ね、豊洲移転が決定してしてしまったかのような印象を与えるやりかたに「納得いかない」、との声が続出しました。
 
 土壌、地下水、大気などの汚染問題についても納得のいく答弁はなく、まず「移転ありき」。

 デベロッパーにとって「おいしい」築地の土地を再開発させ、大型量販店にとって使い勝手のよい市場を作ろう、という豊洲移転。

 本来は住民・関係者からの理解を得るための「説明会」。なのに、参加者から質問の挙手があっても時間を区切り、人数を制限する質疑応答の様子は、「(一応)説明会は開いた」という形だけあればいいのだな、と感じさせるものでした。

 質問がでる限り、全ての質問に真摯に答えるべきだし、納得のいく結果が出るまで何度でも土壌処理実験は行うべきだと思います。

 何よりも、生鮮食品を扱う市場なのですから。

 私は、海外から遊びに来る友人・知人を何度も築地市場へ案内したことがあります。築地はあの場所にあってこそ価値あるものだと思います。
 
 ★豊洲市場移転に係わる「環境影響評価書案」に関しての意見書提出を!

 締め切りは2011年1月12日です。

 提出先:〒163-8001
 新宿区西新宿2-8-1 都庁第二本庁舎
 東京都 環境局 都市地球環境部 環境都市づくり課
 電話 03-5388-3453

2010年12月14日火曜日

12 /14 「奥村あきこレポート」No.12できました













 「奥村レポート」No.12ができました。

 12号の特集は、学校間の「格差」を広げることにもつながる区立中学校の自由選択制についてです。

 12/10に開かれた「区民文教委員会」で、区側から「区立中学校自由選択制」の申込状況についての報告がありました。

 現在、指定校となっている銀座中、佃中、晴海中、日本橋中の4校のなかで、銀座中、佃中に人気が集中する傾向がみられます。

 各学校のパンフレットには、国公私立高校への進学状況まで明記されています。

 石原都政のもと、都立高校は難関大学への進学率を売りにする「差別化」が進み、生徒は果てしない競争にさらされています。

 区立中学校の選択性が、こうした受験戦争に巻き込まれるおそれがあります。

 昨年度から、通学地域に関係なく入学できる「区立中学校特認校制度」も導入されていますが、今年7月の区のアンケート調査の結果によると、学校を決める際に参考にした情報として、「友人・知人からの情報・評判」が上位となっています。

 保護者や子どもの間での、「あの学校はこうだ」という風評によって、生徒が集中する学校と、流出する学校との「二極化」が進んでいます。

 各学校の特色を出すのはよいことですが、学校選択制は、①学校間の格差が生まれる ②学校と地域社会のつながりが弱まる、というデメリットもあります。

 共産党は、区に、「中学校卒業後の進路には幅広い選択肢があっていいはず。受験戦争をあおるような進路指導はしないよう」求めました。

2010年12月12日日曜日

12/12 街頭宣伝

 恒例、日曜日の街頭宣伝。

 今日は、まりこ勝彦区議とともに、佃・月島地域のスーパー巡り。

 「奥村あきこレポート No.11」と「共産党区議団ニュース」をセットにして配ったところ、用意していった数を全て配りきれてしまいました。

 「ください」と、自ら手を延ばしてきて下さった方も何人かいらっしゃいました。

 不慣れな編集作業。できるだけ分かりやすい言葉で、できるだけレイアウトもスッキリと。。。苦労しながら、一から手作りの「奥村レポート」も、No.11まできました。

 来週には、N0.12が出ます。お楽しみに♪


2010年12月11日土曜日

12/11 美味しい地のもの、食べる幸せ


 ←農家の方の写真が飾られた店内。山形県の観光案内コーナーもあります。

 今日は、「築地市場移転反対勉強会」、「インターネット勉強会」へ参加した後、家族と合流し、銀座で食事。

 銀座には様々な都道府県のアンテナショップがありますが、その中のひとつ、山形県のアンテナショップに併設されているイタリアンレストラン「ヤマガタ サンダンデロ」に行ってきました。→http://www.alchecciano.com/san-dandelo.html
なかなか予約が取れないことでも有名だそうです。

 このレストランは、知る人ぞ知る山形県・鶴岡市内の人気イタリアン「アル・ケッチャーノ」→http://www.ques.co.jp/alchecciano/の支店です。

 私の父は山形県出身なので、田舎に遊びに行く度に「アル・ケッチャーノ」の予約を試みてきましたが、毎回満席でアウト。今回奥田シェフの料理を、やっと!味わうことができました。

 山形県・庄内浜で取れた「はたはた」「赤えび」などの魚介類や、乳牛であるホルスタインの雄牛肉、新鮮な山形産直野菜など、地の物をふんだんに使った全7品のコースでした。

 素材の味を生かした軽やかな味付け。。。
 非常に繊細な味わい。。。
 意外な素材合わせ。。。

 感動的な美味しさでした。山形県出身のお店のスタッフと、父との会話も盛り上がっていました。自分の生まれ育った土地の美味しいものを提供できることに誇りを持っているよう。
 
 日本の食文化を守るためにも、やはり「TPP(環太平洋連携協定)」に反対しなくては、と改めて思いました。日本の農林水産業を守るために頑張ります! 
 

2010年12月10日金曜日

12/10 「区民文教委員会」傍聴

 区民文教委員会を傍聴しました。

 区側から、区立中学校の自由選択制の申込状況についての報告がありました。

 各学校の定員は40名で、人気が銀座中、佃中に人気が集中している状況が明らかになりました。アンケートによると、希望した理由として、友人・知人からの評判が大きな割合を占めていることも分かりました。

 銀座中や佃中からは、有名高校合格者の人数が多いことが影響しているようです。中学校の学校案内には、国公私立高校への進学率が示されているそうです。

 義務教育では、本来、誰もが等しく学習の機会を与えられるべきなのに、競争の原理が持ち込まれています。

 共産党・まりこ勝彦議員は、「中学校卒業後の進路には、幅広い選択肢があっていいはず。受験競争に加担するような進路指導はしないよう」求めました。

2010年12月9日木曜日

12/9 お知らせ「子供未来とうきょうメッセ2010」

 「子供未来東京メッセ2010」が開催されます。
 
 日時:12月17日(金)、10時~17時
 場所:東京国際フォーラム→http://www.t-i-forum.co.jp/general/index.php

★企業やNPO等による子育て支援の紹介
★小児医療・虐待防止などの取組紹介
★漫画家による子供の似顔絵コーナー
★遊具で自由に遊べるキッズコーナー
★子供目線でのものづくりゾーン

メインステージでは、
★パネルディスカッション
★講演

 等があります。東京の子育て環境を知って学べる、親子で参加できるイベントです。

 メインステージ参加には事前の申込が必要です。

 詳細は、子育てに必要な情報を提供する子育て応援ポータルサイト「とうきょう子育てスイッチ」をご覧ください。→http://tokyo.kosodateswitch.jp/

 「地域にどんな子育て支援サービスがあるの?」など、子育て情報を探す時に便利です。ご活用を!

2010年12月8日水曜日

12/8 前進座「夢千代日記」を観劇しました


 早坂暁さん原作の前進座特別公演「夢千代日記」を浅草公会堂で観劇しました。

 山間の小さな温泉町で肩を寄せ合って生きる芸者たち、訪問者たちの物語。

 置屋を営む主人公・夢千代のやさしさに触れて、女たちも男たちも、それぞれ人間らしさを取り戻し、生きる希望ををつかんでいこうとします。夢千代も、広島での「胎内被曝」という宿命を背負い、病魔に蝕まれながらも、「被爆」に立ち向かい、生き抜いていこうと決心します。

 夢千代のあたたかさ、けなげさが感動的でした。

 被爆65周年の今年、原爆の悲惨さ、平和への希望を、演劇を通して考えるよい機会となりました。

 前進座HPもご覧ください→ http://www.zenshinza.com/

2010年12月6日月曜日

11/6 初めて育休を取った中央区議は?



 前回、自治体の首長として初めて育児休暇を取った文京区長の話を書きました。

 では、クイズです。

 「初めて育休を取った中央区議会議員は?」

 正解:共産党区議の「おぐり智恵子」さんです。娘さんは今、高校生になっています。女性も男性も、当たり前に育休を取れるのが、発展した社会といえると思います。
 
 写真がちょっと小さいですが(すみません)、手を振っているのが「おぐり智恵子」さんです。「赤旗まつり」でのひとコマです。

 おぐりさんのブログ「マロンレポート」もお読みください。

2010年12月5日日曜日

12/5 東京都医師会講座 「子ども・未来・夢」


 東京都医師会主催の第9回都民公開講座 「子ども・未来・夢」に参加しました。
http://www.tokyo.med.or.jp/

★自治体の首長として初めて育児休暇をとった文京区長・成澤廣修さんが、講演講師として話をしました。

 文京区は23区で唯一、男性職員の育休取得がゼロだったそうです。男性職員を後押しするため、「区長自らリーダーシップ」をとり、今年4月に育休を取得したそうです。

 その後、他の自治体でも首長の育休取得が相次いだり(広島県知事、長野県佐久市長、など)、厚労省の「イクメン」プロジェクトの開始など、「社会のベクトルは、男性の育児参加を促す方向に向かっているのは確実」と力説していました。

 でも、私は、男性の育児参加にもっとも必要なことは、「労働時間の短縮」なのでは?と思います。

 毎日残業で帰宅時間が遅くては、参加したくても物理的に無理でしょう。さらに休日出勤などもあれば不可能です。長時間労働を是正するよう国が企業側にきちんと指導することが必要だと思います。

★パネリストのひとり、「橋本こどもクリニック」院長の橋本伸子さんの話では、「インターネットの普及で、情報量が多すぎて悩むお母さんが非常に多い」とのこと。必要な予防注射も、「副作用がこわい」といって受けないようなケースも生まれているそうです。

★同じくパネリストの平原真紀さんは、未熟児などNICUを退院した子どものための子育て支援サービス訪問介護ステーション ベビーノ」の所長です。→http://www.bebeano.com/

 NICU退院児の自宅での医療ケア、リハビリ指導、育児相談など専門家がサポートします。

 自宅での医療ケアが必要な子どもを持つお母さんたちは、外に出かけることもままならず、孤立するケースも多く、スタッフと話すことでリフレッシュできるそうです。利用料金はサービス内容により保険が適用されるそうです。

 でも、本来はこの仕事も、地方自治体が責任を持ち、保健所職員などがきちんとケアするべきなのでは?と思いました。そのためには、専門知識を持つ職員の数を増やしていかなくではいけません。

 子どもは、お父さん、お母さんだけで育てるものではありません。みんなの子どもとして、社会全体で育てていくために、多くの人がつながることが大切です。民間まかせにしないて、自治体も積極的に施策を練り、情報発信していくことが求められます。

 この講座のようすは、「朝日新聞 東京版」12月26日付で掲載される予定です。ぜひご覧ください。

 

2010年12月4日土曜日

12/4 「奥村あきこレポート」No.11できました



 11号の特集は、私が傍聴した11/24に開かれた区議会第4回定例会の内容についてです。

 まりこ勝彦議員が質問にたちました。

★命と健康を守る対策について

 今年の夏、熱中症により救急搬送された人は全国で3万人、死亡者は500人を超えました。この死亡者のうち、65歳以上の高齢者は約9割、一人暮らしの人は約7割となっています。
 
 まりこ議員は、「経済的な理由などで、冷房を入れることもままならず、人知れず亡くなる人が相次いでいる。高齢者・低所得者のクーラーの有無と稼動状況を調査し、クーラー設置と電気代助成を」と提案。

 しかし、区長は、「クーラーの稼動状況などの実態調査が、プライバシーの問題などから難しいため、事業化は困難」と答えました。

 異常な暑さは、個人の努力だけでは被害を防ぐことはできません。住民の命と暮らしを守るため対策を尽くすのは、国と自治体の責務。まりこ議員はあわせて、「超高層ビル建設の抑制など、ヒートアイランド現象・地球温暖化対策の強化を」と提案しました。

★防災対策について

 中央区には現時点で約8700戸の未耐震新住宅があります。

 まりこ議員は、視察で訪れた静岡県焼津市の耐震診断・耐震補強の取り組み「TOKAI(東海・倒壊)ゼロ」を紹介。特色は、市内の耐震補強診断士、建築士、建築施工業者などの会員で構成する「木造住宅耐震補強推進協議会」と市が共同した取り組みをしている点です。

 焼津市の職員によると、「耐震を装った詐欺が続発しているなか、市民の安心を得ている」そうです。毎年2回、市職員と協議会が共同して住宅を軒並み訪問。専門家が同行するため、その場で耐震関係の相談ができるという利点があります。これまでに約6千軒を訪問し、耐震補強工事実績は約800棟に及びます。

 まりこ議員の「こうした地道な取組みを系統的に行うことが重要。中央区でも具体化すべきでは?」との質問に、区長から明確な答弁はありませんでした。

★若者・青年の就労支援について

 今春、卒業した学生の就職内定率は史上最悪となるなど、若者の雇用問題は深刻です。

 「身近な自治体だからこそ決め細かで特色のある施策ができる」と、担当職員が学校や企業を積極的にまわり、施策を推進している足立区の例を紹介。

 足立区の合同企業面接会は、無料で受講できる社会人の基礎力向上や面接対策などの集中セミナーとセットになっています。

 厚労省とNPO法人に委託・実施している「あだち若者サポートステーション」には、心の病が若者の就労の障害となるケースが多いことから、スタッフには臨床心理士も含まれています。

「サポートステーション」にも出向けない引きこもりの若者対象の「ひきこもりセーフティーネットあだち」では、専門スタッフが本人や家族の相談を無料で受けています。

 まりこ議員は、「中央区もできる限りの創意を発揮し、総合的な雇用対策を」と求めました。

 12月の委員会開会日程をお知らせします。

12/10(金)午後1時30分~ 区民文教委員会(まりこ勝彦)
12/13(月)午後1時30分~ 企画総務委員会(志村たかよし)
12/14(火)午後1時30分~ 環境建設委員会(田辺七郎)
12/15(水)午後1時30分~ 福祉保健委員会(おぐり智恵子)

 気軽に足をお運びください。


2010年12月3日金曜日

12/3 「平和プラザ2011」 第3回実行委員会

 私も実行委員を務めている「平和プラザ」の実行委員会に参加しました。

 戦禍を免れた創立80余年の区立明石小学校。その歴史ある小学校改築に対して、反対運動を繰り広げている「明石小学校の保存を望む会」で活動をしている建築家の方も参加してくださいました。

 建築家の観点から、明石小学校を含む復興小学校の建築学的価値などについて、スライドも交えながらレクチャーして下さいました。
 
 その後、「平和プラザ2011」のゲストスピーカー(予定:蓮池透さん)や、展示の内容について話し合いました。

 来年は、満州事変から80周年。若い人にもわかってもらえるよう、きちんと時代の流れを追った展示にしようと、ユーチューブの動画も使ってミニシアターを作ってみてはどうか、など様々なアイデアが出ました。

 今回の会場は、豊海町にある「カフェ そよ風」でした。

 ずっと気になっていたお店ですが、今回やっと訪れることができました。

 アットホームなくつろげる空間に、美味しいお料理...。とても素敵なお店です。オーナー夫妻の夫の方はオーストラリアの出身だそうで、英会話教室もやっています。今回訪ねたのは夜でしたが、次回は昼間に自転車をこいで訪ねたいと思います。

 「平和プラザ2011」は、月島社会教育会館で、来年3月11日(金)~13日(日)に開催されます。

 ぜひ、気軽に足をお運びください。