2010年8月31日火曜日

8/31 明石小「正面玄関取り壊し」


 月島駅前での街頭宣伝のあと、自転車を飛ばして明石小学校へ。

 正面玄関前で、「明石小は重要文化財」のプラカードを持ち、抗議行動に参加しましたが、抵抗むなしくバリバリと音を立て作業が進められていきました。

 古き良きものが目の前で壊されていくのを見るのは悲しいものです。

 もっと反対運動を大きく広げていければ、とも思いました。とにかく知ってもらわないことには関心も持たれようがないと思うので、もっと情報発信が必要です。

 数々のメディアでも取り上げられたので、興味を持ってくれた人もたくさんいるとは思いますが、日々更新され続けるニュースの中では埋もれていくのも早いのでしょう。

 「明石小学校を保存する会」の運動に、これからも参加させてもらいます。

2010年8月30日月曜日

8/30 「明石小」明日、正面玄関取り壊し

 当初、9/2に予定されていた正面玄関取り壊しが、急遽明朝8時からになったそうです。

 明石小のシンボルともいえる玄関部分を真っ先に壊し、うるさい反対運動を封じ込めるつもりなのでしょうか。

 区長インタビューがユーチューブで見られます。
 →http://www.youtube.com/watch?v=yDDDc9aMNh8


 改築を進める協議の段階では、文化的価値、歴史的価値を認識する人間がいませんでしたが、今は日本建築学会が「重要文化財級の価値ある建築だ」と保存要望書まで提出するほど、素晴らしい建築であるという認識が急速に広がってきています。

 新校舎建設の費用が50億円というのも巨額過ぎますし、新校舎デザインもセンスがいいとはいえないものです。

 「明石小学校を保存する会」など、拙速な改築工事にストップをかけ保存再生を望む人たちが、明朝8時から明石小前に集まり、抗議行動をします。ぜひご参加ください。


 

2010年8月29日日曜日

8/29 街宣・スーパー前

 今日も、3ヵ所のスーパー前で演説をしつつ、「奥村あきこレポート N0.4」の配布をしました。

 通行人は、「いったい誰なのかしら~?」という顔で通り過ぎていきすが、「レポート」を手渡すと皆、興味深げに読んでいるようでした。

 地元・中央区のネタ(来年、月島第二公園に平和モニュメント設置のニュース)なので、きっと面白く読んでもらえるのだろうと思います。

 そして「レポート」のポスト配布もしました。インターフォンのマンションも多く、なかなか全戸配布とはいきませんが、マイペースに配っていきます。

 明後日は、7:45~月島駅前で朝宣伝です。ぜひ足をお運びください。

2010年8月28日土曜日

8/28 スペインの結婚パーティー


 友人のスペイン人&日本人カップルの結婚パーティーに行きました。

 ビュッフェスタイルのスペイン料理に、スペイン音楽、スペインからの親戚たちも集まりとても楽しいパーティーでした。

 2人は、6月にスペイン(バルセロナ)でも結婚パーティーをしたので、会場ではその時の映像も流れました。新婦が生まれた郊外の家で開かれたそのガーデンパーティーの様子は、90歳になるおばあちゃんも子供も、老若男女みんな笑顔で歌って踊って、楽しさが伝わってくるものでした。生バンドの演奏で踊っている様子は、映画のワンシーンのようでした。

 豊かさってなんだろう、としみじみ考えさせられました。

 スペインでは、「消えた高齢者」も、「孤独死」も、「過労死」もないのでは?

 私には、もう1人スペインに嫁いだ日本人の友人がいます。彼女に聞くと、昼休みには自宅に戻って食事をし、残業もほとんどなく、仕事を終えた後の時間はいろいろな活動に使い、バカンスもたっぷり、まさに「働くだけが人生ではない」という生活を満喫できているようです。

 日本共産党の綱領には、
 「...生産手段の社会化は、人間の人間による搾取を廃止し、すべての人間の生活を向上させ、社会から貧困をなくすとともに、労働時間の抜本的な短縮を可能にし、社会のすべての構成員の人間的発達を保障する土台をつくりだす...」とあります。

 この人類社会の将来の展望が現実のものとなり、すべての人が人生を楽しみ、自分の能力をより発達させることができる社会の創造のために、私も努力したいです。

2010年8月26日木曜日

8/26 “国民不在”の民主党代表戦

 民主党代表戦は、26日に小沢氏が出馬表明をしたことにより、菅首相との一騎打ちとなります。

 小沢氏は「政治とカネ」をめぐる疑惑を抱えたままです。国民の批判を浴びて2ヵ月前に幹事長を辞任したばかりですが、いまだに何の説明責任も果たしていません。

 小沢氏は、この6月まで幹事長として鳩山前首相を支え、後期高齢者医療制度廃止の先送り、派遣法の抜け穴だらけの改正など公約を破り続け、米軍新基地建設の「日米合意」など、国民を裏切ってきた民主党の最高責任者のひとりです。

 閣僚であった菅首相にも、同様の責任があります。また、菅首相は、小沢氏の「政治とカネ」の問題について、「辞任により一定のけじめはついた」と、繰り返し、疑惑の真相究明には背を向けたままです。

 民主党は何の自浄努力もせず、公約違反に対しての反省もありません。

 代表戦は、国民不在の不毛な権力闘争でしかありません。

8/24 地方議員研修&八ッ場ダム見学


 8/22~8/24、「地方議員研修」に参加し、3日間みっちり勉強してきました。帰りに「八ッ場ダム」も見てきました。

 1日目・・・田村智子参議院議員のあいさつ、都委員長の講義「参院選の教訓ふかめ、地方選勝利を」、分散会「参院選での活動や現在の活動についての討論」、など。

 2日目・・・現在4期目の矢野狛江市長のお話「市政改革、行革の14年間の軌跡」、自治体局次長の講義「民主党政権下の地方政治の動向と党地方議員の役割」、課題別の分科会(私は「教育」に参加)、討論、など。

 3日目・・・10名の市区町村の議員のお話、など。

 分散会や、部屋割りも、同じ新人候補の方たちと組み合わせれていたので、普段の活動について意見交換したり、励ましあったり、とても勇気づけられ、有意義な研修となりました。

 帰りに立ち寄った「八ッ場ダム」では、急速に広がった誤解についての説明を聞き、ダムなしでの生活再建が有利なことが分かりました。

●7割も造ってしまったのならば完成させた方がいいのではないか
 →ダムの本体工事は未着手で、新・川原湯温泉駅付近の用地買収も未完了。

●ダムを中止した方が高くつくのではないか
 →これまでの支出3210億円に対し、ダムを建設した場合には現在の計画事業費4600億円プラス地すべり対策や東電への減電補償など、さらなる支出が予想される。
 ※減電補償・・・八ッ場ダムに水を貯めるためには、吾妻川にある東京電力(株)の水力発電所(5ヵ所で合計最大出力97,400kW)への送水量を大幅に減らす必要があり、巨額の「減電補償」(数百億円)が必要

 ダム予定地上流部の草津温泉等の多くの観光地、畑、牧場などから流入する多量の栄養塩素による植物プランクトンの異常増殖により、水質悪化をまねくため八ッ場ダムは観光資源にはなり得ないということも分かりました。

 周辺には地すべりの危険性があるところが22ヵ所もあり、対策が採られているところはわずか3ヵ所だけだということ、地すべり発生で完成が大幅に遅れ、事業費が増額されたダムの例も紹介されました(奈良県・大滝ダム、埼玉県・滝沢ダム、など)。

 東京都水道の一人一日最大給水量の実績と予測の面から見ても、節水機器の普及(水洗トイレ、電気洗濯機、食器洗浄器など)や、首都圏の人口減少など、ダム建設の計画が立てられた50年以上前とは状況が変わっています。そもそもダムを造ったところで、これ以上水を引いても余るのではないか、といわれています。
 
 半世紀以上も前に計画が立てられた八ッ場ダム建設の主体は国交省ですが、1都6県も巨額の負担をしています。800年の歴史を持つ川原湯温泉と340戸の世帯、名勝・吾妻渓谷も1/3が水没します。

 新政権に求められる対応は、中止理由を住民に丁寧に説明し、ダムなし生活再建のための補償を具体化し、住民の意思を生活再建に反映させる仕組みを早急に考えることだと思います。

2010年8月21日土曜日

8/21 北区の戦争展ご案内


 8/21(土)、22(日)と2日間開かれる東京北区の戦争展に、私が製作した普天間基地のジオラマを貸し出しています。

 このジオラマは、私が実行委員をしている「平和プラザ~中央区民の戦争展~」のために製作したものですが、なかなか評判がよく、5月には横浜で開かれた戦争展にも貸し出しました。

 そして、テレビ朝日の「スーパーモーニング」(月~金、8時~10時放送)にも2回出演を果たした代物です。

 政府は「海兵隊は抑止力として必要」と言いますが、普天間基地の海兵隊はイラクやアフガニスタンへ戦争のするために出かけています。日本を守るためにいるわけではありません。

 世界一危険な基地といわれている普天間基地の問題は、移設先のたらい回しではなく、無条件撤去をアメリカ政府と堂々と交渉することこそ唯一の解決の道です。

 

2010年8月20日金曜日

8/20 明石小正門前で抗議行動


 連日、新聞、テレビで取り上げられている明石小学校建て替えにストップをかけるため、明石小正門前で、8/24(火)まで行われる抗議行動に参加しました。

 午後5時~6時まで、建て替え反対の抗議ビラを配布し、明石小の歴史や建築学的価値について宣伝しました。

 通行人の方に保存要望の署名への協力を頼むと、「署名用紙はどこですか?書きます」と積極的に署名してくれた子供連れの若いママ達、「明石小のことは知らなかった」と言いながらも興味深げこちらの話に耳を傾け署名してくれた青年、など全体的に反応はよかったと思います。

 ひとりでも多くの人にこの問題を知ってもらい、建て替えではなく保存再生への流れをつくりたいです。

 しかし、解体工事の日程は迫っています。

 8/24には正門が取り壊され、順次正面玄関などの解体が進められる予定となっています。

 この緊迫した状況のなか、8/23(月)には、NHKテレビ「おはよう日本」、「スタジオパークからこんにちは」、翌8/24(火)には同じくNHKテレビ「ニュース7」で明石小問題の放送が予定されています。区長へのインタビューも予定されているそうです。

 この運動の正念場です。重要文化財級の価値ある建物を残すため、拙速な解体工事の中止を求め頑張ります。
 

2010年8月19日木曜日

8/19 「奥村あきこレポート」No.4できました


 「奥村あきこレポート」第4号ができました。

 一面は、「来年、月島第二公園に平和モニュメント設置」のニュースです。
 今月8/6(広島原爆の日)に、起工式が行われました。区内16校の小学校の生徒が描いた原画を元にタイル画がつくられ、設置されます。完成は来年8/9(長崎原爆の日)の予定です。
 起工式で区長は、世界で核兵器廃絶の流れが出てきていることにふれ、「平和市長会議に入ってよかった」と述べました。中央区の「平和市長会議」加入は、共産党区議団の提案で実現しました。

 二面は、「過去最多74カ国が参加した今年の広島平和記念式典」についてです。国連のトップとして初めて藩基文(パン・ギムン)国連事務総長が参加し、核保有国としてアメリカのルース駐日大使や、フランス、イギリスの政府代表も初参加しました。「核のない世界」への声は着実に世界で広がっています。

 今日は「しんぶん赤旗 日曜版」の配達日なので、この「奥村あきこレポート」最新号を折り込んで、配達してきます。

 夕方は、佃・月島で街頭宣伝をします。その時にも、このできたてのレポートを通行人の方々に配ろうと思っています。

 なかなか一般紙には載らない区政に係わるニュースを、できるだけ載せていこうと思っています。



 

2010年8月18日水曜日

8/18 スーパー前宣伝

 今日も暑かったですね。

 夕方はスーパー前宣伝をしました。

 佃、月島の4カ所のスーパーを巡り、街頭宣伝です。

 8月は、広島、長崎の原爆投下、終戦記念日の月でもあるので、主に「平和問題」についての宣伝です。

 日本政府は核廃絶を最も強く迫れる立場にいるにも係わらず、8/6の広島の平和記念式典で、菅首相は「核抑止力は引き続き必要だ」と核兵器を肯定するような発言をしました。

 核兵器を持つことで戦争を抑止できるとする「核抑止論」ですが、現実に、戦争もテロも核兵器も、抑止できてはいません。

 今、世界では、軍事同盟に頼らず、人類の英知と協力によって、戦争と武力行使を地球からなくしていこうとする動きが、大きな流れとなっています。この半世紀に、軍事同盟のもとにある国は世界人口の67%から16%へと激減しています。

 一方、「武力の放棄と、紛争の平和的解決のための地域共同体」をめざす東南アジア友好協力条約(通称TAC)は、54カ国が参加し、世界人口の7割にまで広がっています。

 こうした世界の動きは、戦後日本の原点といえる「戦争はしない、武器は持たない」と宣言している憲法9条の意義と共通しています。

 被爆国・日本が道義的責任を果たし、国際社会や市民社会の意見を尊重するのなら、「核のない世界」への第一歩として、まず、「核の傘」からの離脱を真剣に考えることが必要だと思います。



 
 

2010年8月17日火曜日

8/17 お知らせ 「明石小学校の保存を望む会」の活動

 明日、8/18(水)に港区芝にある建築会館(→http://www.aij.or.jp/jpn/guide/map.htm)で、明石小学校の建て替え問題に関して、日本建築学会など3団体の代表が共同記者会見をします。

 そして、「中央区明石小学校の保存を望む会」が、8/18(水)~24(火)の午後5時~6時に、明石小学校前にて保存を望む声明文を読み上げ、ビラを配布をします(日曜日の活動については未定)。

 関心のある方はぜひ足をお運びください。

 署名もメールで受け付けています。詳しくは「中央区明石小学校の保存を望む会」のHPをどうぞ。http://www.justmystage.com/home/akashihozon/index.html

2010年8月15日日曜日

8/15 終戦記念日の街宣

戦後65周年の終戦記念日にあたり、佃、月島の4カ所で街頭宣伝をしました。

 日本共産党は、日本軍国主義の侵略戦争と植民地支配の犠牲となったすべての人びとに対し、心からの哀悼の意をささげるとともに、遺族のみなさまに心からのお悔やみを申し上げます。

 今年は「日韓併合条約」から100年目の年にあたります。この条約は、日本が韓国に対して押しつけた不法で不当なものです。この条約のもとで日本は、韓国の「国」という存在そのものを抹殺して、文化や言語、名前すら奪いさるという植民地支配を強行しました。この事実を日韓両国の共通の認識とすることは、今日のとても重要な課題です。

 日本共産党は、侵略戦争と植民地支配を美化しないために、全力を尽くします。
 今、世界では、軍事同盟に頼らず、人類の英知と協力によって、戦争と武力行使を地球からなくしていこうとする動きが、大きな流れとなっています。この半世紀に、軍事同盟のもとにある国は世界人口の67%から16%へと激減しています。一方、「武力の放棄と、紛争の平和的解決のための地域共同体」をめざす東南アジア友好協力条約(通称TAC)は、54カ国が参加し、世界人口の7割にまで広がっています。こうした世界の動きは、戦後日本の原点といえる「戦争はしない、武器は持たない」と宣言している憲法9条の意義と共通するものです。

 また、「核兵器のない世界」をめざす世界の流れもかつてなく広がっています。今年4月にアメリカとロシアは「戦略核兵器削減条約」に調印し、お互いに核兵器を削減していくことを約束しました。5月に国連で開かれた「核不拡散条約(NPT)再検討会議」では、「核兵器廃絶の行動計画」が全会一致で採決されました。8/6の広島の平和記念式典には国連のトップとして初めてパン・ギムン国連事務総長が参加しました。核保有国としてアメリカのルース駐日大使やフランス、イギリスの政府代表も初参加し、過去最多の74カ国が出席しました。今や、「人類と核兵器は共存できない」という声は世界の共通認識となりつつあります。

 日本共産党は戦後65周年にあたり、「核兵器のない世界」をめざし、国連憲章にもとづく平和秩序を世界とアジアに確立する取り組みに力を注ぎます。そのなかで、私たちの住む東アジアの平和のために、憲法9条を生かした平和外交を進めることに知恵を力を尽くします。

2010年8月12日木曜日

8/12 お芝居「アンポ丼」

 「安保体制打破 新劇人会議」発足50周年企画のお芝居「アンポ丼」を、なかのZEROホールに見に行きました。

 「安保体制打破 新劇人会議」とは・・・1960年、日米安保改定にあたって、自由な演劇創造活動への影響を感じとった当時の演劇人によって結成されました。以後50年にわたり、平和と民主主義、言論表現の自由のために演劇人らしい活動をともにすることを掲げて、様々な活動に取り組んでいます。

 「アンポ丼」は二部構成で、ともに日米安保について考えさせられる内容したが、第二部の『茶色の朝』がとてもよかったです。ピアノの楽曲もすばらしかったです。

 『茶色の朝』 とは・・・2002年春、フランスの大統領選で極右政党・国民戦線の候補が決選投票に躍り出ました。そんなとき、自分たちの未来を考えようとするフランスの人々に読まれてベストセラーとなったフランク・パヴロフ著『茶色の朝』を、ピアノの演奏と語りで綴る音楽朗読劇でした。

 かつてナチス・ドイツに侵攻された歴史を持つ欧州の人々にとって、初期のナチス党の制服の色・茶色はナチズム、ファシズムの象徴で、ヨーロッパで台頭してきた極右運動への危機感を覚醒させたそうです。

 『 ...毛が茶色以外の犬猫を飼ってはいけないという法律が政府によってつくられた。主人公と友人は、それぞれ茶色ではない飼い犬と飼い猫を、胸を痛めながらも処分する。その後、この法律を批判した新聞が廃刊となり、この新聞社系の出版物も街から消える。街からは茶色以外のものは消え、「茶色に染まること」に違和感も感じなくなる。「茶色に守られた安心、それも悪くない」と流れに順応していき、「規則を守ってるんだと安心」さえもするようになる。主人公と友人は茶色の犬と猫を飼い始め、街の人はあらゆる言葉に「茶色」という修飾語をつけて会話をするようになる。ところが突然、友人が「かつて飼っていたのは黒い犬だった」という理由で国家反逆罪で逮捕されてしまう。主人公もかつて白に黒ブチの猫を飼っていた。「自分もいずれ...」。茶色以外のものの取締りが行われるようになった時、違和感を感じたのに、何も行動を起こさず、全体主義に染まってしまった自分。「なんでそのとき抵抗しなかったのか。でもどうやって...?」。やがて、主人公の家のドアをノックする音が聞こえ...』

 この単行本にメッセージを寄せているのは、東京大学大学院教授の高橋哲哉さん。高橋さんは、「私たちのだれもがもっている怠慢、臆病、自己保身、他者への無関心といった日常的な態度の積み重ねが、ファシズムや全体主義を成立させる重要な要因であることを、じつにみごとに描き出している」と述べています。

 高橋哲哉さんは、私も実行委員のひとりである「平和プラザ2010~平和をねがう中央区民の戦争展」(今年3月に開催されました)で、「沖縄の基地問題から平和を考える」という講演をしてくださった方でもあります。

 「平和プラザ2011」も、来年3月に月島社会教育会館で開催予定です。実行委員を随時募集しています。『茶色の朝』は日本にも無縁の話ではありません。

 「平和プラザ」の実行委員となって、一緒に小さいながらも行動の一歩を踏み出しませんか?

2010年8月9日月曜日

8/9 明石小が「スーパーJチャンネル」に登場


←校庭内に建てられたプレハブの仮校舎(左の建物)。「建て替え案」から「リノベーション案」に変わったとしても、工事期間中はいずれにせよ仮校舎が必要となるので、このプレハブ校舎が無駄になるわけではない。


  「解体か、保存か」、区立明石小学校の建て替え問題がテレビ朝日「スーパーJチャンネル」に取り上げられました。

 昨日、TBS「噂の東京マガジン」でも放送されたばかりです。

 一昨日、8/7付の朝日新聞夕刊にも記事が掲載されました。

 がぜん注目を集めるようになった明石小ですが、予定では明日から校内設備の撤去、10月から校舎の解体工事が始まることになっています。

 日本建築学会や近隣住民、卒業生らの「建て替えではなくリノベーションを」の声に耳を傾けることなく、区は建て替え計画を堅持しています。

 明石小は、関東大震災後に建てられた「復興小学校」のひとつ。

 土方苑子・帝京平成大学教授(日本教育史)は、「復興小学校は、震災後の財政困難な時期に、親や地域の人々も意見やお金を出して造った特別な学校。教育史の中で誇りにすべきだ」と言います(朝日新聞より)。

 日本建築学会からも「日本の鉄筋造り校舎の原型」であり、「重要文化財にふさわしい」との判断がくだされた今、拙速な解体は中止するべきだと思います。いちど立ち止まり、保存を視野に入れた協議をし、後世の区民に感謝されるような判断をするよう期待します。

2010年8月8日日曜日

8/8 奥が深い盆踊り


 今日は、「月島4丁目の盆踊り」に参加しました。隅田川沿いの風通しの良いロケーションです。

 踊りの合間には、まりこ勝彦区議とともに名刺を持ってあいさつ回り。

 3週間にわたって盆踊りに参加していると、さすがに盆踊りの踊り手のなかに、だんだん見た顔が多くなってきました。

 踊りを丁寧に指導してくれたひとりのお姉さんは、会員70名の「盆踊り同好会」に所属しているそうで、この時期は毎週都内どこかしらの盆踊りに出没しているらしいです。

 お姉さん曰く、「普通の盆踊りでかかる曲目は10~12種類、8種類だと少ないな~、という感じ。多いところだと28種類かかる」そうです。

 そして、その28種類かかるのが、8/28(土)の「日本橋浜町の盆踊り」だそうです。誘っていただいたのですが、私はその日は友人の結婚パーティーなので断念...。

 盆踊り大会は、難しい曲をかけると人が減るかというとそうでもなく、簡単な曲、メジャーな曲ばかりにすると逆に人が集まらなくなるそうです。難易度の高い曲も適度に織り交ぜ、踊れた時の「達成感」を味わえるようにする方が、人も多く集まり盛り上げる傾向にあるそうです。

 なかなか奥が深い盆踊りの世界。はまるかもしれません(笑)。

2010年8月6日金曜日

8/6 「平和プラザ2010」報告集できました


 今年3月に開催された「平和プラザ2010」の報告集の製本作業に参加しました。全47ページのなかなか立派なものです。「平和プラザ」を見に来てくれた方、講演者として参加してくださった方、カンパを寄せてくださった方などに配るものです。

 「平和プラザ2010」は、米軍普天間基地「移設問題」の真っ只中に開催されました。

 東京大学教授の高橋哲哉さんの講演「沖縄の基地問題から考える」や、恒例となっている「府立三中(現・両国高校)同級生による空襲体験のお話」、「コスタリカから考える憲法9条の魅力」などなど、講演は大盛況でした。

 日韓併合100年に当たる今年の特別展示は「『坂の上の雲』ではわからない歴史の真実」でした。

 NHKは司馬遼太郎原作の「坂の上の雲」をドラマ化。昨年11月から放送を開始し、2011年までの3年間に13回放送する予定です。原作では「日露戦争までの日本はよかった」という「明治栄光論」が特徴で、朝鮮半島植民地化を正当化しています。

 東アジアの平和な未来のために、日本が明治以降朝鮮半島や中国、アジアの人々にどんなことをしたかを知るのはとても大切なことだと思います。

 核兵器廃絶の署名コーナーや、平和の思いを綴る「絵手紙コーナー」も設けました。

 私は、「普天間基地のジオラマ」を作成し、展示しました。

 ところで「平和プラザ」とは?

 「平和プラザ~平和をねがう中央区民の戦争展」とは、私も実行委員の一人として係わっているイベントで、毎年3月に開催されています。

 目的は...
 ①地域の人々の戦争体験・事実を掘り起こし、受け継ぐ。「もう戦争はしない」の思いを新たにする。
 ②加害、抵抗、被害の3つの視点で近現代の戦争を見つめる。
 ③戦争も暴力もない世界を望む、広範な人びとの思いを響き合わせる場にする。

詳しくは
http://heiwaplaza2010.blogspot.com/

 来年も3月に開催予定です。実行委員メンバー募集中!気軽にご連絡ください。

8/6 国連事務総長が始めて広島平和記念式典に参加

 65年目の原爆の日、広島で平和記念式典が開かれました。

 藩基文(パン・ギムン)国連事務総長が国連のトップとして初めて参加しました。

 核保有国としてロシア、中国のほか、今回初めて米国ルース駐日大使やフランス、イギリスの政府代表も初参加するなど、過去最多の74カ国の政府関係者が出席しました。

 今年の原爆の日は、5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議での「核兵器廃絶行動計画」への合意や、米国とロシアの「戦略核兵器削減条約調印」など、新たな進展があったなかで迎えました。

 昨年4月、プラハでオバマ米大統領が「核兵器のない世界をめざす」と宣言したもと、核兵器廃絶にむけた国際的なの機運が高まっています。

 藩基文(パン・ギムン)国連事務総長は式典のあいさつで、「この機運を保たなければならない。被爆者の方々が生きている間に、その日を実現できるよう努めよう」と核兵器廃絶の早期実現を呼びかけ、「核兵器が存在する限り、私たちは核の影におびえながら暮らすことになる。核廃絶以外に世界をより安全にするための分別ある道はない」と語りました。

 秋葉忠利・広島市長は「平和宣言」を読み上げたあと、「今こそ日本政府の出番です」とし、核兵器廃絶にむけて先頭に立つために、「非核三原則」の法制化と、「核の傘」からの離脱、「核兵器禁止条約締結の音頭をとる」ことを日本政府に求めました。
 
 しかし、菅直人首相は「核抑止力は引き続き必要」と述べ、核兵器廃絶を願う世界の世論に背を向けています。 核兵器を持つことで戦争を抑止できる、とする「核抑止論」しかし、現実に戦争もテロも核兵器も抑止できてはいません。他国の安全を脅かすことで、自国の安全は得られません。

 核保有国の米国でも、キッシンジャー元国務長官や、シュルツ元国務長官らが、ウォールストリートジャーナル紙に共同執筆「核のない世界」という記事を掲載。「核兵器は今の時代には有効ではなく、テロリストに使用される危険性も考慮するなら廃棄すべき」と主張するなど、いまや、「人類と核兵器は共存できない」という声が世界でも圧倒的です。核兵器廃絶の緊急性は、世界に浸透し始めています。

 被爆者の方々を先頭にした世界諸国の世論と運動こそが、「核兵器 のない世界」への流れを前に進める最大の推進力です。

 私が、一昨年(広島)、昨年(長崎)と続けて参加した「原水爆禁止世界大会」も、今年5月の「核不拡散条約(NPT)再検討会議」ニューヨーク行動も、核廃絶にむけて大きな後押しになったと確信しています。

 国連、各国政府、自治体、世界の反核NGOとの共同こそ、未来を開く大きな力になります。

2010年8月3日火曜日

8/3 日本共産党創立88周年記念講演①

 日本共産党創立88周年記念講演会「探求の時代~綱領を手に展望を語り、未来を語り合おう 参議院選挙のたたかいから深く学んで」が日比谷公会堂で開かれました。

 私は、開演時間に間に合わなかったので、自宅でインターネット中継を見ました。

 志位委員長の話は、まず、先の参議院選挙での支持・支援へのお礼とともに、議席と得票を後退させたことについてのおわびから始まりました。

 今回の参院選は、自公政権に退場の審判が下され、民主党政権にも失望が広がり、国民が新しい政治を求める「探求の時代」のもとでたたかわれました。

 このもとで日本共産党の訴えが国民の「探求にこたえ」、「展望を示す」という点でどうだったのか、弱点があったのではないか、と志位委員長は語りました。

 そして、今回の選挙戦で、共産党は「大企業減税のための消費税増税反対」をうったえましたが、それと一体に「共産党は政治をこう変える」という解決の展望を示せなかったのではないか、「反対」のメッセージだけしか伝わらなかったのではないか、と振り返りました。

 どんな問題でも、、建設的メッセージが伝わってこそ、国民の心に響きます。

 「消費税増税反対」と一体に「大企業応援から暮らし最優先」への転換という共産党の経済政策の基本姿勢が伝わるような、一言で言えるような建設的なスローガンが大事だったと思います。

 率直に反省をし、国民の探求にこたえ、打開の展望を示していきたいです。

 この講演会では、他に、「二大政党制に国民の不信があつまり、崩れ始めていること」、「財政危機打開」、「米軍基地問題をどう解決するか」などについて語られました。これからも引き続き内容を紹介していきます。



 

2010年8月1日日曜日

8/1 せめて「月島音頭」はマスターしたい

 先週末は晴海1丁目の盆踊り、今週末は月島2丁目の盆踊りに行きました。

 「炭坑節」、「東京音頭」など定番曲以外にも、「月島音頭」や「これがお江戸の盆ダンス」、ユーロビートと太鼓のコラボ(?)「ダンシング・ヒーロー」など、ひとことに盆踊りといってもなかなかバリエーションが豊富です。

 単純な動きのようですが、なかなか振り付けが覚えられず、ベテラン・ダンサー群に必死でついていくうちに汗だく...。 結構なエクササイズです。

 来週末は佃3丁目の盆踊りです。せめて「月島音頭」くらいはマスターしたいものです。