2010年12月23日木曜日

12/22 都知事あて5493筆の「築地市場移転反対署名」提出














 12月22日に、共産党区議団とともに「築地市場移転反対、現在地再整備を」求める署名を、都知事宛に提出してきました。

 9月から毎月1回、築地4丁目交差点での宣伝行動や、毎日の活動のなかでコツコツと集めたものが、5493筆になりました。

 当日は、中央卸売市場長が対応してくれました。

 署名はこれからも引き続き集めていきますので、ご協力よろしくお願いします。

 

2010年12月21日火曜日

12/21 「3つの要請」 都庁へ行ってきました










 東京の区市町村議員団とともに、

 ①地域商業の再生・活性化のための支援の拡充(5項目)
 ②都内製造業の再生・活性化のための支援(7項目)
 ③30人学級・少人数学級の実施(3項目)

 を、都に要請。申し入れ文書を、「産業労働局」、「教育庁」にそれぞれ手渡しました。

 参加した議員団が、地元での相談活動で接した現場の生の声として、具体的な事例を示しながら、都側との質疑応答がありました。都側からは、「法制度のなかで適正に対応しています」という、どこかで聞いたような答弁が続きました。

 ★現在、都内では10万の小売店舗が営業、93万人が就業しています。地元の商店は、物を販売するだけでなく、お祭りや消防団、防犯活動など、地域社会の核として大きな役割を果たしていますが、大型店舗の出店により、閉店に追い込まれ、シャッター通りとなる商店街が急増しています。
 
 商店街に対して都が助成している「新・元気を出せ商店街事業」というものがあります。→http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/shoko/josei_shotengai.html

 商店街等が行うイベントやポイントカード作成などに補助金を出していますが、複数回の利用には制限があり、単年度の利用に限られています。商店街の本当の活性化のためには、その時限りの補助ではなく、長期にわたって活性化を持続させていく施策が必要です。年度をまたいでの利用を求めましたが、「制度上、困難」との答えでした。

 大規模店舗の無秩序な出店や、JRの駅ナカ開業などで多くの地元商店が打撃を受けています。「どうにか規制できないものか」との声には、都側は「町づくりの方の担当になるので、自分たちは答えられる立場にない」との答弁でした。

 ★「小人数学級」について、全国で最も取り組みが遅れている東京都。全国46道府県は既に少人数学級に踏み出しています。そんななか、東京都は文部科学省は来年度から35人学級を段階的に実施するための予算要求を行うにいたっています。

 文部省実施の意見募集(全国)でも、「望ましい学級規模を30人以下」と答えた人が8割を超えています。

でも書きましたが、学力全国1位の秋田県の例が示すように、学級規模が小さい方が、学力向上につながるのは明らかです。教員もしっかり生徒と向き合うことができます。

 先進諸外国では、当たり前の「少人数学級」。子どもの学力・精神の向上・発達向上のためにも、教員の負担軽減のためにも、互いの「つながり」を強めるためにも、「国の制度改正を待つ、という立場に縛られず、1日も早い実現を」と求めました。
 

2010年12月20日月曜日

12/20 朝宣伝、テーマは「学校間の格差」


←ブルーと白のコントラストが特徴的な佃中







 月曜恒例、朝の月島駅前宣伝では、「奥村あきこレポート」No.12の内容を中心に話しました。

 公立小学校・中学校の選択学校間格差の問題についてだったので、子どもを持つ父親・母親世代の方が「レポート」をよく受け取ってくださいました。

 「公立中学校自由選択制」で、指定校となっている4校のうち、人気が集中している佃中学校は、リバーシティーにあります。

 私が宣伝をしている月島駅出入り口のすぐ近く。通勤・通学で私の前を通り過ぎる方々にとっても身近な学校なので、今回の「奥村レポート」の内容はより興味を引いたのではないでしょうか。

 中央区政、都政、国政...と様々問題を織り交ぜ、興味を持ってもらえるような話をしていきたいです。
 
 

2010年12月17日金曜日

12/17 餃子を食べるなら「中国残留孤児の家」

 「日中友好協会」の望年会に参加しました。

 今年の会場は、「中国残留孤児の家」。

 新御徒町駅からほど近いこのお店では、残留孤児の方の手作り餃子を購入できます。→ http://www.ab.auone-net.jp/~jc-yuko/

 水餃子、焼き餃子、そして海老チリ、酢豚、鶏の冷製、などの中華料理に、上海駐在から一時帰国された方からのお土産の紹興酒、ブランデー(?)、焼酎(?)などちゃんぽんで楽しみました。

 日中の友好、これからの抱負について語り合いました。

 マスコミがあおる「中国脅威論」ですが、間違ったことにはきちんと異議を申し立てつつ、冷静に対応することが大切だと確認。

 中国語や中国映画、対極拳、切り絵、中国料理などの文化に触れること、そして過去の歴史を学ぶことから、違った中国も見えてきます。

 

2010年12月16日木曜日

12/16 厚労省へ 「4つの要請」











 ★「人間らしい雇用の保証を求める要請書」
 ★「子ども・子育て新システムの導入をやめ、保育・子育て施策の拡充を求める要望」
 ★誰もが安心して医療がうけられる国民健康保険の確立をもとめる要望書」
 ★「介護をうける人も、介護を支える人も、誰もが安心できる公的介護保険の実現を」

 厚生労働省へ4つの要望書(計27項目)を提出し、交渉を行いました。都内の共産党議員団が参加しました。

 今、就職難を利用して劣悪な働かせ方をする悪質事業所も増えています。文句を言えば、即「辞めさせる」。当事者本人からの申告だけではなく、厚労省側から110番のような「救いの手」を差し伸べられないのか、悪徳事業所のブラックリスト公開などを、要請しました。

 保育問題では、「認定こども園」の直接契約について、「市場原理にゆだねるもの」として反対の声が上がっています。今までは自治体が親の様々な条件を配慮して探す責任がありましたが、これから親の「自己責任」で探すことになります。保育料も「応益負担」となります。格差や負担増をもちこむ「子ども・子育て新システム」の検討中止と、児童福祉法24条にもとずく公的保育制度の堅持・拡充を求めました。

 要請行動は、各地の具体的な問題事例を直接聞ける機会でもあり、勉強になります。

 写真は、笠井亮衆議院議員と田村智子参議院議員です。


 

12/15 「築地アセス」に参加

 東京都主催の、築地市場豊洲移転に関しての説明会が豊海小学校で開かれ、多くの市場関係者や区民が参加しました。
 
 都から大勢の担当職員が参加し、会場で「環境影響評価書案のあらまし~豊洲新市場建設事業~」というパンフレットが配られました。

 資料の内容は、要約すると「移転予定地の豊洲の汚染物質は全て無害化できる」というものです。

 私たちが主張している「現在地での再整備」に関しては、現在地再整備中に晴海に一部機能を移転する案はいずれも工期が長く難しい、との一点張り。

 都議会ではまだ「継続審議中」で合意はなく、最終的な判断を下すのは農水省であるにも関わらず、こういった説明会を開いて既成事実を積み重ね、豊洲移転が決定してしてしまったかのような印象を与えるやりかたに「納得いかない」、との声が続出しました。
 
 土壌、地下水、大気などの汚染問題についても納得のいく答弁はなく、まず「移転ありき」。

 デベロッパーにとって「おいしい」築地の土地を再開発させ、大型量販店にとって使い勝手のよい市場を作ろう、という豊洲移転。

 本来は住民・関係者からの理解を得るための「説明会」。なのに、参加者から質問の挙手があっても時間を区切り、人数を制限する質疑応答の様子は、「(一応)説明会は開いた」という形だけあればいいのだな、と感じさせるものでした。

 質問がでる限り、全ての質問に真摯に答えるべきだし、納得のいく結果が出るまで何度でも土壌処理実験は行うべきだと思います。

 何よりも、生鮮食品を扱う市場なのですから。

 私は、海外から遊びに来る友人・知人を何度も築地市場へ案内したことがあります。築地はあの場所にあってこそ価値あるものだと思います。
 
 ★豊洲市場移転に係わる「環境影響評価書案」に関しての意見書提出を!

 締め切りは2011年1月12日です。

 提出先:〒163-8001
 新宿区西新宿2-8-1 都庁第二本庁舎
 東京都 環境局 都市地球環境部 環境都市づくり課
 電話 03-5388-3453

2010年12月14日火曜日

12 /14 「奥村あきこレポート」No.12できました













 「奥村レポート」No.12ができました。

 12号の特集は、学校間の「格差」を広げることにもつながる区立中学校の自由選択制についてです。

 12/10に開かれた「区民文教委員会」で、区側から「区立中学校自由選択制」の申込状況についての報告がありました。

 現在、指定校となっている銀座中、佃中、晴海中、日本橋中の4校のなかで、銀座中、佃中に人気が集中する傾向がみられます。

 各学校のパンフレットには、国公私立高校への進学状況まで明記されています。

 石原都政のもと、都立高校は難関大学への進学率を売りにする「差別化」が進み、生徒は果てしない競争にさらされています。

 区立中学校の選択性が、こうした受験戦争に巻き込まれるおそれがあります。

 昨年度から、通学地域に関係なく入学できる「区立中学校特認校制度」も導入されていますが、今年7月の区のアンケート調査の結果によると、学校を決める際に参考にした情報として、「友人・知人からの情報・評判」が上位となっています。

 保護者や子どもの間での、「あの学校はこうだ」という風評によって、生徒が集中する学校と、流出する学校との「二極化」が進んでいます。

 各学校の特色を出すのはよいことですが、学校選択制は、①学校間の格差が生まれる ②学校と地域社会のつながりが弱まる、というデメリットもあります。

 共産党は、区に、「中学校卒業後の進路には幅広い選択肢があっていいはず。受験戦争をあおるような進路指導はしないよう」求めました。

2010年12月12日日曜日

12/12 街頭宣伝

 恒例、日曜日の街頭宣伝。

 今日は、まりこ勝彦区議とともに、佃・月島地域のスーパー巡り。

 「奥村あきこレポート No.11」と「共産党区議団ニュース」をセットにして配ったところ、用意していった数を全て配りきれてしまいました。

 「ください」と、自ら手を延ばしてきて下さった方も何人かいらっしゃいました。

 不慣れな編集作業。できるだけ分かりやすい言葉で、できるだけレイアウトもスッキリと。。。苦労しながら、一から手作りの「奥村レポート」も、No.11まできました。

 来週には、N0.12が出ます。お楽しみに♪


2010年12月11日土曜日

12/11 美味しい地のもの、食べる幸せ


 ←農家の方の写真が飾られた店内。山形県の観光案内コーナーもあります。

 今日は、「築地市場移転反対勉強会」、「インターネット勉強会」へ参加した後、家族と合流し、銀座で食事。

 銀座には様々な都道府県のアンテナショップがありますが、その中のひとつ、山形県のアンテナショップに併設されているイタリアンレストラン「ヤマガタ サンダンデロ」に行ってきました。→http://www.alchecciano.com/san-dandelo.html
なかなか予約が取れないことでも有名だそうです。

 このレストランは、知る人ぞ知る山形県・鶴岡市内の人気イタリアン「アル・ケッチャーノ」→http://www.ques.co.jp/alchecciano/の支店です。

 私の父は山形県出身なので、田舎に遊びに行く度に「アル・ケッチャーノ」の予約を試みてきましたが、毎回満席でアウト。今回奥田シェフの料理を、やっと!味わうことができました。

 山形県・庄内浜で取れた「はたはた」「赤えび」などの魚介類や、乳牛であるホルスタインの雄牛肉、新鮮な山形産直野菜など、地の物をふんだんに使った全7品のコースでした。

 素材の味を生かした軽やかな味付け。。。
 非常に繊細な味わい。。。
 意外な素材合わせ。。。

 感動的な美味しさでした。山形県出身のお店のスタッフと、父との会話も盛り上がっていました。自分の生まれ育った土地の美味しいものを提供できることに誇りを持っているよう。
 
 日本の食文化を守るためにも、やはり「TPP(環太平洋連携協定)」に反対しなくては、と改めて思いました。日本の農林水産業を守るために頑張ります! 
 

2010年12月10日金曜日

12/10 「区民文教委員会」傍聴

 区民文教委員会を傍聴しました。

 区側から、区立中学校の自由選択制の申込状況についての報告がありました。

 各学校の定員は40名で、人気が銀座中、佃中に人気が集中している状況が明らかになりました。アンケートによると、希望した理由として、友人・知人からの評判が大きな割合を占めていることも分かりました。

 銀座中や佃中からは、有名高校合格者の人数が多いことが影響しているようです。中学校の学校案内には、国公私立高校への進学率が示されているそうです。

 義務教育では、本来、誰もが等しく学習の機会を与えられるべきなのに、競争の原理が持ち込まれています。

 共産党・まりこ勝彦議員は、「中学校卒業後の進路には、幅広い選択肢があっていいはず。受験競争に加担するような進路指導はしないよう」求めました。

2010年12月9日木曜日

12/9 お知らせ「子供未来とうきょうメッセ2010」

 「子供未来東京メッセ2010」が開催されます。
 
 日時:12月17日(金)、10時~17時
 場所:東京国際フォーラム→http://www.t-i-forum.co.jp/general/index.php

★企業やNPO等による子育て支援の紹介
★小児医療・虐待防止などの取組紹介
★漫画家による子供の似顔絵コーナー
★遊具で自由に遊べるキッズコーナー
★子供目線でのものづくりゾーン

メインステージでは、
★パネルディスカッション
★講演

 等があります。東京の子育て環境を知って学べる、親子で参加できるイベントです。

 メインステージ参加には事前の申込が必要です。

 詳細は、子育てに必要な情報を提供する子育て応援ポータルサイト「とうきょう子育てスイッチ」をご覧ください。→http://tokyo.kosodateswitch.jp/

 「地域にどんな子育て支援サービスがあるの?」など、子育て情報を探す時に便利です。ご活用を!

2010年12月8日水曜日

12/8 前進座「夢千代日記」を観劇しました


 早坂暁さん原作の前進座特別公演「夢千代日記」を浅草公会堂で観劇しました。

 山間の小さな温泉町で肩を寄せ合って生きる芸者たち、訪問者たちの物語。

 置屋を営む主人公・夢千代のやさしさに触れて、女たちも男たちも、それぞれ人間らしさを取り戻し、生きる希望ををつかんでいこうとします。夢千代も、広島での「胎内被曝」という宿命を背負い、病魔に蝕まれながらも、「被爆」に立ち向かい、生き抜いていこうと決心します。

 夢千代のあたたかさ、けなげさが感動的でした。

 被爆65周年の今年、原爆の悲惨さ、平和への希望を、演劇を通して考えるよい機会となりました。

 前進座HPもご覧ください→ http://www.zenshinza.com/

2010年12月6日月曜日

11/6 初めて育休を取った中央区議は?



 前回、自治体の首長として初めて育児休暇を取った文京区長の話を書きました。

 では、クイズです。

 「初めて育休を取った中央区議会議員は?」

 正解:共産党区議の「おぐり智恵子」さんです。娘さんは今、高校生になっています。女性も男性も、当たり前に育休を取れるのが、発展した社会といえると思います。
 
 写真がちょっと小さいですが(すみません)、手を振っているのが「おぐり智恵子」さんです。「赤旗まつり」でのひとコマです。

 おぐりさんのブログ「マロンレポート」もお読みください。

2010年12月5日日曜日

12/5 東京都医師会講座 「子ども・未来・夢」


 東京都医師会主催の第9回都民公開講座 「子ども・未来・夢」に参加しました。
http://www.tokyo.med.or.jp/

★自治体の首長として初めて育児休暇をとった文京区長・成澤廣修さんが、講演講師として話をしました。

 文京区は23区で唯一、男性職員の育休取得がゼロだったそうです。男性職員を後押しするため、「区長自らリーダーシップ」をとり、今年4月に育休を取得したそうです。

 その後、他の自治体でも首長の育休取得が相次いだり(広島県知事、長野県佐久市長、など)、厚労省の「イクメン」プロジェクトの開始など、「社会のベクトルは、男性の育児参加を促す方向に向かっているのは確実」と力説していました。

 でも、私は、男性の育児参加にもっとも必要なことは、「労働時間の短縮」なのでは?と思います。

 毎日残業で帰宅時間が遅くては、参加したくても物理的に無理でしょう。さらに休日出勤などもあれば不可能です。長時間労働を是正するよう国が企業側にきちんと指導することが必要だと思います。

★パネリストのひとり、「橋本こどもクリニック」院長の橋本伸子さんの話では、「インターネットの普及で、情報量が多すぎて悩むお母さんが非常に多い」とのこと。必要な予防注射も、「副作用がこわい」といって受けないようなケースも生まれているそうです。

★同じくパネリストの平原真紀さんは、未熟児などNICUを退院した子どものための子育て支援サービス訪問介護ステーション ベビーノ」の所長です。→http://www.bebeano.com/

 NICU退院児の自宅での医療ケア、リハビリ指導、育児相談など専門家がサポートします。

 自宅での医療ケアが必要な子どもを持つお母さんたちは、外に出かけることもままならず、孤立するケースも多く、スタッフと話すことでリフレッシュできるそうです。利用料金はサービス内容により保険が適用されるそうです。

 でも、本来はこの仕事も、地方自治体が責任を持ち、保健所職員などがきちんとケアするべきなのでは?と思いました。そのためには、専門知識を持つ職員の数を増やしていかなくではいけません。

 子どもは、お父さん、お母さんだけで育てるものではありません。みんなの子どもとして、社会全体で育てていくために、多くの人がつながることが大切です。民間まかせにしないて、自治体も積極的に施策を練り、情報発信していくことが求められます。

 この講座のようすは、「朝日新聞 東京版」12月26日付で掲載される予定です。ぜひご覧ください。

 

2010年12月4日土曜日

12/4 「奥村あきこレポート」No.11できました



 11号の特集は、私が傍聴した11/24に開かれた区議会第4回定例会の内容についてです。

 まりこ勝彦議員が質問にたちました。

★命と健康を守る対策について

 今年の夏、熱中症により救急搬送された人は全国で3万人、死亡者は500人を超えました。この死亡者のうち、65歳以上の高齢者は約9割、一人暮らしの人は約7割となっています。
 
 まりこ議員は、「経済的な理由などで、冷房を入れることもままならず、人知れず亡くなる人が相次いでいる。高齢者・低所得者のクーラーの有無と稼動状況を調査し、クーラー設置と電気代助成を」と提案。

 しかし、区長は、「クーラーの稼動状況などの実態調査が、プライバシーの問題などから難しいため、事業化は困難」と答えました。

 異常な暑さは、個人の努力だけでは被害を防ぐことはできません。住民の命と暮らしを守るため対策を尽くすのは、国と自治体の責務。まりこ議員はあわせて、「超高層ビル建設の抑制など、ヒートアイランド現象・地球温暖化対策の強化を」と提案しました。

★防災対策について

 中央区には現時点で約8700戸の未耐震新住宅があります。

 まりこ議員は、視察で訪れた静岡県焼津市の耐震診断・耐震補強の取り組み「TOKAI(東海・倒壊)ゼロ」を紹介。特色は、市内の耐震補強診断士、建築士、建築施工業者などの会員で構成する「木造住宅耐震補強推進協議会」と市が共同した取り組みをしている点です。

 焼津市の職員によると、「耐震を装った詐欺が続発しているなか、市民の安心を得ている」そうです。毎年2回、市職員と協議会が共同して住宅を軒並み訪問。専門家が同行するため、その場で耐震関係の相談ができるという利点があります。これまでに約6千軒を訪問し、耐震補強工事実績は約800棟に及びます。

 まりこ議員の「こうした地道な取組みを系統的に行うことが重要。中央区でも具体化すべきでは?」との質問に、区長から明確な答弁はありませんでした。

★若者・青年の就労支援について

 今春、卒業した学生の就職内定率は史上最悪となるなど、若者の雇用問題は深刻です。

 「身近な自治体だからこそ決め細かで特色のある施策ができる」と、担当職員が学校や企業を積極的にまわり、施策を推進している足立区の例を紹介。

 足立区の合同企業面接会は、無料で受講できる社会人の基礎力向上や面接対策などの集中セミナーとセットになっています。

 厚労省とNPO法人に委託・実施している「あだち若者サポートステーション」には、心の病が若者の就労の障害となるケースが多いことから、スタッフには臨床心理士も含まれています。

「サポートステーション」にも出向けない引きこもりの若者対象の「ひきこもりセーフティーネットあだち」では、専門スタッフが本人や家族の相談を無料で受けています。

 まりこ議員は、「中央区もできる限りの創意を発揮し、総合的な雇用対策を」と求めました。

 12月の委員会開会日程をお知らせします。

12/10(金)午後1時30分~ 区民文教委員会(まりこ勝彦)
12/13(月)午後1時30分~ 企画総務委員会(志村たかよし)
12/14(火)午後1時30分~ 環境建設委員会(田辺七郎)
12/15(水)午後1時30分~ 福祉保健委員会(おぐり智恵子)

 気軽に足をお運びください。


2010年12月3日金曜日

12/3 「平和プラザ2011」 第3回実行委員会

 私も実行委員を務めている「平和プラザ」の実行委員会に参加しました。

 戦禍を免れた創立80余年の区立明石小学校。その歴史ある小学校改築に対して、反対運動を繰り広げている「明石小学校の保存を望む会」で活動をしている建築家の方も参加してくださいました。

 建築家の観点から、明石小学校を含む復興小学校の建築学的価値などについて、スライドも交えながらレクチャーして下さいました。
 
 その後、「平和プラザ2011」のゲストスピーカー(予定:蓮池透さん)や、展示の内容について話し合いました。

 来年は、満州事変から80周年。若い人にもわかってもらえるよう、きちんと時代の流れを追った展示にしようと、ユーチューブの動画も使ってミニシアターを作ってみてはどうか、など様々なアイデアが出ました。

 今回の会場は、豊海町にある「カフェ そよ風」でした。

 ずっと気になっていたお店ですが、今回やっと訪れることができました。

 アットホームなくつろげる空間に、美味しいお料理...。とても素敵なお店です。オーナー夫妻の夫の方はオーストラリアの出身だそうで、英会話教室もやっています。今回訪ねたのは夜でしたが、次回は昼間に自転車をこいで訪ねたいと思います。

 「平和プラザ2011」は、月島社会教育会館で、来年3月11日(金)~13日(日)に開催されます。

 ぜひ、気軽に足をお運びください。

2010年11月28日日曜日

11/28 日本の農林水産物は「開かれていない」?

 今、政府がさかんに「世界に乗り遅れるな。国を開け」と言ってTPP参加を進めようとしています。

 最近、街頭宣伝では、この「TPP(環太平洋連携協定)」について話しています。

 TPPに参加した場合、農水省の試算では、元々先進国のなかでも最低水準の日本の食料自給率は40%から13%にまで落ち込み、350万人の雇用が失われると試算されています。

 農作物が大量に輸入されるようになれば、日本農業は壊滅的な打撃を受け、農業に従事している人だけでなく、食料関連や輸送など幅広い業種で雇用が失われ、地域経済も崩壊します。

 政府は「日本の農林水産物は鎖国状態にある」といいますが、日本の関税率はもともと世界でも低い水準にあります。主要国の農作物の平均関税率と比べても、日本は11.7%とアメリカに次いで世界で2番目に低い水準です。

 日本の農林水産物は「鎖国状態」どころが十分に開かれています。この関税率の低さが、日本の農業が衰退した主な原因です。関税がゼロになれば、結局アメリカ、オーストラリアといった農林水産物の輸出大国に市場を明け渡すことになります。

 政府は、TPPの参加を「将来の雇用機会」のためとか、「日本の取り組みは遅れている」と主張していますが、これは輸出大企業の利益を最優先にした立場からの発言です。 

 TPP参加で利益を得るのは、輸出先の関税がゼロになった方がより儲けが増える、ごく一握りの輸出大企業だけです。実際にTPP参加を強く求めているのは、日本経団連、中でも自動車、電機などの輸出大企業です。工業製品の輸出が増えることによるGDPの伸び率は、政府の試算でもたった0.6%です。

 「食料は世界から買ってくればいい」という自由化の論理は、今、地球規模で見て食糧が不足しているときに、世界の流れに反しています。自国で農作物を作れる条件のある国は作るべきで、わざわざ自国の農業をつぶすというのは、世界の流れに逆行しています。

 つい2年ほど前にも世界的な食料危機で、食品や飼料の値上がりが大問題になりました。農作物は、天候に左右されます。投機マネーにより価格が高騰する危険もあります。食料を市場任せにするのではなく、「地産地消」「食料主権」が今、世界の大きな流れです。

 アメリカやヨーロッパでは、食料自給率100%は当たり前です。農家が安心して農作物を作れるように価格保障・所得保障を充実させ、むしろ関税は強化するべきです。市場原理にまかせ、でなんでも市場任せにするやり方をやめて、「食料主権」を保障する貿易ルールを作ることが必要です。

 これからも、TPP参加に反対し、「輸入に頼らず、安全・安心な食料は日本の大地から」と訴えていきます。


2010年11月26日金曜日

11/26 西東京市議選の応援へ













 12月19日告示、12月26日投票の西東京市議会議員選挙の応援で、共産党・保谷清子市議のお手伝いに行きました。
 保谷清子さんのブログ→http://blog.goo.ne.jp/hoya-kiyoko

 西東京市は、自民党・公明党推薦の市長から、共産党・民主党・社民党・生活者ネット支持の市長に代わって6年がたちます。

 自民・公明市政時代には実現しなかったことを、着実に実現してきました。

 ★子どもの医療費無料 3歳未満まで → 中学校3年生まで無料
 ★保育園の待機児童 具体的な対策なし → 認可保育園新設と建替えで373人の定員増
 ★中学校給食 外注の弁当方式 → 再来年には全校で給食完全実施

 など、自民・公明市政時代には実現しなかった市民の長年の要望が、着実に実施されています。

 がん検診(胃がん、子宮がん、乳がん、肺がん、大腸がん、前立腺がん、喉頭がん)も、他の自治体で有料化がひろがるなか、共産党の提案で無料検診が守られてきました。3多摩26市中、無料で実施しているのは、西東京市だけです。
 
 市民のくらしを守る流れをさらに発展させるためにも、共産党現職4人の市議団の全員当選が必要です。ご支援よろしくお願いします。

 中央区と違い、自然豊かな西東京市。街頭宣伝をしつつ、キレイな紅葉をカメラに収め、ちょっとしたピクニック気分を味わいました。

 写真の紅葉は「多摩湖自転車道」です。まわりも閑静な住宅街で美しいところです。


2010年11月25日木曜日

11/24 第4回定例会 「共産党の代表質問」


 まりこ勝彦区議が代表質問にたちました。

 区長は都議会に、「万が一」築地市場が豊洲へ移転した場合の築地の跡地利用案を出しました。

 その内容は、築地に一部「鮮魚マーケット施設」を残すという案ですが、「万が一」の豊洲移転を前提とした案を出してしまえば、移転を容認しているととらえられても仕方がないと思います。

 区議会は、もともと「現在地再整備」の立場にあります。「万が一」を考えるよりも、まず、地元・中央区として「移転撤回」を強く都に主張し、現在地再整備案を一日も早く作ることを、都に求めるべきだと思います。

 今回の代表質問には、私も含め17名が傍聴に来ていました。傍聴席に人が多い方が、緊張感が出てよいと思います。

 複雑な手続きなどなしに、誰でも傍聴できることを知らない方もまだまだたくさんいます。これからも、「奥村あきこレポート」などを通して、傍聴のお誘いをしていきたいと思います。



2010年11月23日火曜日

11/23 「堀越事件宣伝」 in 月島


 2004年当時、社会保険庁職員だった堀越明男さんがビラを配布し、逮捕されました。

 職場があった目黒区とは遠く離れた自宅がある中央区・晴海周辺で、休日に、「イラク戦争反対」「憲法守れ」を訴える「しんぶん赤旗」号外を配布した行為が、国家公務員法に違反するとされ、公安警察に尾行、盗撮、監視され、逮捕された事件です。

 2004年3月に逮捕、起訴、東京地裁で罰金10万円(執行猶予2年)の有罪判決となりました。

 今年3月、控訴審の東京高裁は、「ビラ配布は、公務の中立性とそれに対する国民の信頼をなんら侵害するものではない」と認め、逆転無罪判決となりました。

 現在最高裁に上告され、第2小法廷に係属となっています。

 最高裁でのたたかいを前進させるために、月島、勝どき、晴海周辺で堀越さんとともに署名活動を行っています。

 見かけた際には、ぜひ足を止めて、署名にご協力ください。

 

2010年11月22日月曜日

11/22 順調に集まっています!「築地署名」

 1万筆を目標として頑張っている、石原都知事に提出する「築地市場移転反対 現在地再整備を」求める署名が順調に集まっています。

 先日の築地4丁目交差点での街頭演説の時にも321筆、「赤旗まつり」2日間で2880筆、それ以前から続けている毎月恒例の築地での宣伝行動でも毎回100筆、200筆と集まっています。

 築地での宣伝行動では、回を重ねるごとに、買い物客や観光客、市場で働く方など、署名を書いてくれる人が増えていることを実感しています。

 「しんぶん赤旗」読者の方、町の方も、署名を広げてくれています。

 地元・中央区から「移転NO」の声を上げ、現在地再整備を後押しする力にしたいです。

2010年11月20日土曜日

11/20 キャラバンカーで築地宣伝行動


 







 毎月恒例の築地4丁目交差点での「築地宣伝行動」。

 今回は、吉田信夫都議団幹事長がゲストスピーカーとして参加してくれました。

 世界的にも権威ある科学雑誌「ネイチャー」に、移転予定地・豊洲のごまかしだらけの土壌汚染処理実験を批判する記事が掲載されたことが紹介されました。東京都がこんな非科学的な実験を行っていることは、世界中の人にとって驚きでしょう。また、この問題を追及し続けている共産党の活動も同記事で紹介されています。

 私もマイクを握り、キャラバンカーの上に登り演説をしました。現在地再整備案の方が、移転するより経費も安くすむこと、大阪市の中央卸売り市場での現在地再整備の成功例などについて話しました。

 2時間で321筆の署名が集まりました。回を重ねるごとに署名してくれる人が増えています。

 市場の中には、移転はもう決定しているという「あきらめモード」が広がっているという話もありますが、本当に現在地再整備をみんなが望むのであれば、みんなで一緒に声を上げて、行動を起こしていくことで、情勢はいくらでも変化すると思います。だまっていれば「移転賛成」と一緒です。

 宣伝行動の後は、「寿司清」でランチにお寿司をいただきました。
 キンメ、赤エビの握りが私は特に気に入りました♪ 市場の賑わいを通り抜けて、お店に向かう時はいつもワクワク。やっぱり築地は心躍る場所です。

2010年11月17日水曜日

11/17 「奥村あきこレポート」 No.10できました


 月に2回発行している「奥村あきこレポート」も、10号目。やっと2ケタまできました。

 今回の特集は、UR(都市再生機構)の見直し問題について。

 11/11に、URの民営化をやめ公共の役割を果たすよう国土交通省に要望しにいった内容について書きました。

 会場となった衆議院第2議員会館の会議室には、笠井亮衆議院議員、田村智子参議院議員らとともに、都内各地から地方議員や予定候補者が集まりました。
 
 私は、ちゃっかり最前列に陣取り、お二人と並んで座り、終わった後は田村さんと一緒に写真も撮りました。

 田村さんの話では、今、会議室がなかなか取れないほど市民団体の訪問が増えているそうです。要求実現のために、これからもどんどん訪問してほしい、ともおっしゃっていました。

 どんなこともあきらめずに、どんどん声を上げ、政府に伝えていくことで、少しづつ政治を前に進めていきたいです。

2010年11月13日土曜日

11/13 「東京・9条まつり」に行ってきました


 







 東京の9条の会が一同に集まった「東京・9条まつり」に行ってきました。

 「大田区産業プラザPIO」1階~6階までフルに使った大規模な平和イベントです。

 ★「ジェームズ三木さん×小森陽一さん」の対談
 ★日野原重明・聖路加国際病院理事長の特別スピーチ「生きいき憲法」
 ★高橋哲哉・東京大学教授の講演「東アジアと憲法9条」
 ★雨宮処凛さん×小森陽一さん×大学生のトークセッション「東京九条カレッジ 生きさせる思想」
 ★マイケル・ムーア監督の映画「ハーツ・アンド・マインズ ベトナム戦争の真実」上映(http://www.excite.co.jp/ism/concierge/rid_17722/
 ★ドキュメンタリー映画「しかし、それだけではない。 加藤周一幽霊と語る」上映(http://www.ghibli.jp/kato/
 
  など数々のイベントの他に、チェロとピアノのコンサートや落語、沖縄エイサーなど盛りだくさんの内容でした。

 都内各地の「9条の会」や、各参加団体の展示ブース、産直野菜の販売やランチ、カフェ、お酒、書籍販売などもありました。

 私は、東京AALA(http://www.japan-aala.org/modules/xpress0/?author=2)販売のベネズエラ産のチョコレートを買いました。

 高橋哲哉さんの講演を聞いて、自国の「核」として過去の歴史を学び、憲法を生かし続け、平和を築くことの大切さを知りました。

 東京九条カレッジでは、子どもは自己責任を取れないのに、貧困が連鎖している実態について考えさせられました。

 貧困と戦争は切っても切れない関係です。お金を得るために戦争に行かざるおえない実態もあるし、戦争に多額のお金が使われることにより貧困が生まれるという実態もあります。

 まずは「知ること」が第一歩です。
 

2010年11月11日木曜日

11/11 UR見直しについて、国交省に聞き取り


 URの見直しについて、国交省に説明を求め、URの民営化をやめ公共の役割を果たすよう要望しました。

 今年4月の「事業仕分け」で、UR(都市再生機構)の民営化が提示され、居住者からは不安の声が上がっているなか、

 「A.完全民営化」
 「B.政府出資の特殊会社化」
 「C.新しい公的機関化」

 の3案が検討されています。

 「完全民営化は現実性に乏しい」としていますが、自公政権時の10万戸を対象に10年間で5万戸を削減する「ストック再生・再編方針」をいっそう進める方向です。

 対象となった団地では、入居募集を中止し、実質的な追い出しも進んでいます。

 家賃の値上げについても、税金・保険料・医療費は上がり続け、給与・年金は下がり続けるなか、「今の家賃さえ支払うのがやっと」という居住者がたくさんいます。
 
 病気になったが治療費を払うと家賃が払えない、まさに「家賃を払うために命を削っている」自体も生まれているといいます。
 
 UR見直し問題では、居住者の生活実態、収入実態をきちんと把握するということが抜け落ちています。高齢者層の増加を踏まえて、住宅政策・福祉政策としてのURの役割を明確にするべきです。

 

2010年11月10日水曜日

11/10 読売新聞に不破さん登場

 ご紹介が遅れてしまいましたが、今、「読売新聞」に日本共産党の不破哲三社会科学研究所所長出ています。ぜひご覧ください。

 「読売」朝刊に連載中の「時代の証言」に、11月1日から30回ほど登場します。
 同紙の11月の紙面PR版では、

「戦後間もない1947年、16歳で共産党に入党した不破哲三さん。70年に40歳の若さで党書記局長に就任してからは党の指導者として、戦後の共産党と政治の激動の中を歩んできました。国内では、常に野党の立場で政権と厳しく対峙しました。国際的には『自主独立』を掲げ、旧ソ連や中国の共産党とも論争した半生を振り返ってもらいます」

 とあります。
 保守系といわれる新聞に連載されるなんて、時代の変化を感じます。

 この連載をとおして、日本共産党に対する「独裁主義」「暴力的」などの誤ったイメージが払拭されるといいなー、と思います。旧ソ連や中国共産党、北朝鮮と同じだと思っている人にもぜひ読んでもらいたいです。

 「主権在民」を、戦前からうったえてきた歴史も知ってもらいたいです。

11/9 月島第一公園にて街宣

 今日は、恒例の「月島第一公園」&月島4丁目の辻々での街頭宣伝でした。

 「奥村あきこ」ののぼりを差した自転車が倒れるほど、今日は強い風が吹いていました。

 公園には落ち葉がいっぱい。季節の移り変わりをしみじみ味わう余裕もなく、毎日バタバタと走り回っていますが、いつの間にか紅葉の季節ですね。

 佃・月島は、季節を感じることのできる緑が多いとはとても言えない環境です。大型マンションの付近(例えばムーンアイランドタワーなど)に街路樹を植えることはできないものか、考えています。ビル風も相当なものです。

 大型開発に偏ったまちづくりのなか、高層マンションがどんどん増えているからこそ、緑をもっと増やしてうるおいのある町にしていきたいです。

 

2010年11月8日月曜日

11/8 公共住宅が足りない!

 今朝は、恒例の月島駅前での街頭宣伝でした。

 「奥村あきこレポート No.9」の内容に合わせて、住宅問題について話しました。

 中央区は、大型開発に偏ったまちづくりが進むなか、人口はどんどん増えていますが、手頃な家賃で住める高齢者住宅や都営住宅など公共住宅の整備が追いついていません。

 共産党区議団は、区民から寄せられた切実な要望をまとめた「2011年度 予算要望書」を区長に提出しました。私も同席し、区長に直接「若い世代も、お年よりも、中央区に住み続けたいと願う全ての人が住み続けられるよう、公共住宅をもっと増やしてほしい」と要請したことを訴えました。

 途中、拍手をしてくれる方もいました。また、別の方は「言っていることは全てごもっともだよ。頑張って」と声をかけて下さいました。反応が返ってくると、演説も楽しいものです。

 憲法25条で、全ての国民に保障されている「健康で文化的な最低限度の暮らし」を営むために、公共住宅必要としている人はたくさんいます。

 中央区の都営住宅の最新応募状況(=今年5月。22戸の募集に対し、2044名の応募、倍率92倍)は、公共住宅の数がいかに足りていないかを示しています。

 税金は、一部の人(企業)だけが恩恵を受ける大型開発に使うのではなく、住民の切実な要求実現のために使うべきだと思います。


2010年11月6日土曜日

11/6・7 希望ある未来へ勇気 「赤旗まつり」

 江東区夢の島で開催された「赤旗まつり」には、2日間で10万人を超える人が全国から参加しました。

 写真は、私と同じく中央区から立候補予定の「加藤ひろし」さんです。

 2日間とも天気に恵まれ、さわやかな秋空の下、中央区、そして他の地域の方々ともたくさんお話しし、交流しました。いったい何人と話したことか...。とにかくみんな明るくて、親しみやすい方ばかり。

 中央区のテントには、石原都知事に提出する「築地市場移転反対」の署名用紙を用意し、たくさんの方に書いていただきました。どれくらい集まったか、集計結果が楽しみです。

 志位委員長の記念講演「政党の値打ちは何によってはかられるか」もしっかり聞きました。

 共産党の、戦前から戦争に反対し続けてきた歴史のすばらしさ。
 マルクス、エンゲルスが目指した「人間の自由の全面的な実現」を私たちも目指していること。
 草の根で国民と結びついて政治を動かしていること。

 「共産党ってやっぱりいいなー」としみじみ思った2日間でした。

 帰りは全国物産展で、さんま寿司、梅干、めんたいこなどをお土産に買って家路に着きました。


2010年11月5日金曜日

11/5 明日は「赤旗まつり」ですよ!

 いよいよ明日は「赤旗まつり」。

 私は、6日は 11時~「青年広場」で青年新人候補者の紹介、
          11時45分~「東京のつどい」で候補者紹介、
          12時45分~「中央区テント」であいさつ、
     7日は 13時40分~「中央舞台」で候補者紹介、

 に参加します。それ以外の時間も、「中央区のテント」あたりでうろうろしていると思います。お声をかけてくださいね。


2010年11月4日木曜日

11/4 月島1丁目&2丁目街宣

 今日の街頭宣伝は、引き続き「築地市場移転問題」と「奥村レポート No.8」の教員の多忙さについて。

 週5回の街頭宣伝も、だんだん町の人に認識されてきたようで、「寒いなか今日もご苦労様」と声をかけてくれる方もいます。

 築地市場移転反対を貫いているのは共産党だけです。

 民主党は、昨年の都議選では移転反対を掲げていましたが、選挙後、都議会で豊洲への移転予算に賛成してしいました。当時、共産党、民主党、生活者ネットみらいなど移転反対派が過半数を占めていたので、「移転予算反対」の一点で共同すれば移転を食い止めることができたのに...。この民主党の転身ぶりには、市場で働く方々もがっかりでしょう...。

 都民の食の安全を守るために、市場の方々、消費者の方々と力を合わせて、移転ではなく現在地再整備を目指して頑張ります。応援よろしくお願いします。


2010年11月3日水曜日

11/3 「奥村レポート No.9」できました

 9号の特集は、計308項目にわたる「2011年度予算要望書」提出についてです。

 9/24に、共産党区議団は「予算要望書」を区長に提出し、来年度予算に反映させるよう求めました。

 私も同席させていただき、区長と直接意見交換をし、「中央区に住み続けたい」と願うすべての人が住めるよう、都営住宅や高齢者住宅など公共住宅の拡充を要請しました。

 「予算要望書」は、区民のみなさんからよせられている切実な要求をふまえて、福祉・中小企業対策・まちづくり・防災・教育・行政等にわたる提案をまとめたものです。

 308項目の一部を紹介しますと

 ★福祉・・・①高齢者所在不明問題を教訓に、「おとしより相談センター」の体制強化 ②児童相談所の相談員の増員、など

 ★中小企業・地域振興・・・①築地市場の移転中止を都と国に働きかける ②中小企業の魅力を知らせる取り組みを強化し」、中小企業への就労促進を図る、など

 ★まちづくり・・・①中・低所得者が負担可能な家賃で入居できる住宅を増やす ②ホーム転落事故防止のためホーム柵・ホームドア設置を鉄道業者に要請、など

 ★防災・・・①区内の危険な白ガス管、未耐震水道管などの実態調査と、安全なライフラインへの取換え
②旧耐震基準住宅の耐震診断・耐震改修施策の改善、など

 「予算要望書」全文は、共産党中央区議団HPでご覧いただけます。


2010年11月1日月曜日

11/1 都営住宅申し込みスタート

 今日から都営住宅の申し込みが始まります。

 区役所の出張所で申し込み用紙を数部取り寄せ、希望者のお宅数軒に届けました。

 中央区の募集は、単身者用、家族用合わせても計10数戸、と驚くべき少なさ。みんなが「宝くじに当たるようなものだ」というのも納得です。

 中央区は、民間の住宅の家賃はとても高く、持ち家のない年金暮らしのお年寄りが暮らしていくのは本当に大変です。手頃な価格で住める公営住宅を増やしていくことは急務だと思います。


2010年10月31日日曜日

10/31 スーパー前にて街宣

 今日は定例のスーパー前での街頭演説でした。

 演説の内容は築地市場移転問題について。築地市場は中央区にとって大事な文化遺産だと思います。築地市場はいつも新鮮で安全な食材を提供してくれる都民の台所として、そして観光地としても欠かせないものです。

 移転予定地の豊洲は、元々、東京ガスの工場があった場所で、発がん性物質など有毒な物質が高濃度で検出されています。「そんな場所にわざわざ市場を移さなくてもいいのでは」という消費者としてごく当たり前の感想は、町の人からも「そうよね~」と支持を得ています。

 移転反対の署名も同時に集めていますので、私の演説姿を見かけた時には、ぜひご協力をよろしくお願いします。


2010年10月29日金曜日

10/27 スーパー前&佃3丁目で街宣


 今日は、佃3丁目の路地裏と、スーパー前で街頭宣伝をしました。

 路地裏は、人通りはあまりなくても、家の中で聞いている方がたくさんいます。私の声が聞こえると、わざわざ外に出てきてくださる方もいます。通りすがりに「頑張って!」と声をかけてくださる方もいます。本当に励まされます。

 少しでも多くの方に、私の声が届くよう、これからも街宣がんばります。


2010年10月25日月曜日

10/23 「築地市場移転ストップ」緊急街頭宣伝

 石原知事が10月22 日、〝都民の台所〟築地市場を、豊洲の新市場に移転するため
の用地購入費などの予算1281 億円の全額執行を表明したことをうけて、築地4丁目交差点で、緊急の街頭宣伝がありました。

 豊洲の予定地は、ガス工場の跡地で、環境基準の4 万3000 倍の発ガン物質のベンゼン、860 倍の猛毒のシアン化合物などが検出されるなど、有害物質で広く汚染されています。

 魚や野菜の市場として、最もふさわしくなく、移転してはならない場所です。

 石原知事は〝土壌汚染対策をするから大丈夫〟といいます。しかし、この間の都議会での共産党都議団の追及で、この土壌汚染対策とその有効性をたしかめる実験が、ごまかしだらけのものであることがあきらかになっています。

 石原知事、自民党、公明党は〝現在地(築地)再整備はお金と時間がかかる〟としりぞけようとしていますが、今日にふさわしいコンパクトな規模で、東京都がしっかりとした財政投入をすれば、業者の負担も少なく、納得もできる「築地のままでの再整備」は十分に可能です。

 石原知事は、豊洲移転を断念し、都の責任で、築地での再整備案を一日も早くつくるべきです。


2010年10月24日日曜日

10/18 「奥村レポート No.8」できました

 「奥村レポート No.8」の特集は、「学校教員の多忙さの実態」です。

 今、教員は、報告書の作成や出席簿の管理など事務的な作業に追われ、夜8時過ぎ、9時過ぎまで残業をし、仕事を家に持ち帰って作業をすることもごく当たり前です。

 そんな多忙さのために、教員本来の仕事であるこどもと向き合う時間も持てず、十分な授業準備さえできない状態にいます。

 体調を壊したり、うつ病など精神疾患を抱える教員がたくさんいます。

 教員の負担を軽減するためには、教員の数そのものを増やしていく必要があります。そして、行き届いた授業を進めるためにも、少人数学級の実現が不可欠です。

 「奥村レポート」では、学力世界一・フィンランドの教員にいついて、学校についても書いています。「教育は人という資源への投資」。日本もフィンランドのように教育予算を増やしていくことが、日本の将来のために必要だと思います。


2010年10月20日水曜日

10/17 「敬老の集い」に参加しました

 月島区民館で、遅ればせながら「敬老の集い」が開かれました。まりこ区議の後援会主催で、毎年恒例のものです。

 参加者には、おんとし100歳の元気なおじいさんもいらっしゃいました。健康の秘訣は、好き嫌いせずに3食きちんと食べることだそうです。

 参加者手作りのいも煮などおかずやデザートなどが並び、歌が披露され、なぜか季節はずれの盆踊りをみんなで踊りました。曲は「これぞお江戸の盆ダンス」、振り付けを覚えている人がいなかったので、無理やり「炭坑節」の振り付けで踊りました。結構合ってしまうもので、「炭坑節の振り付けって万能だわね~」などと話して大笑い。

 来年もまたみんなで楽しく集いたいです。 


2010年10月17日日曜日

10/16 築地市場移転ストップ 街頭宣伝

 築地4丁目交差点で11時から、「築地市場移転ストップ 街頭演説会」に参加しました。

 今回は、共産党都議の古館和憲さんがゲストスピーカーでした。

 私もマイクを握り、5分と短い時間でしたが演説をしました。

 現地では、「移転反対」の署名活動もして、2時間の間に200筆近い署名が集まりました。築地で働いている方はもちろん、地方から観光で来ている方など様々な方が署名に協力をしてくださいました。

 移転予定地の豊洲の土壌汚染について話すと、「なんでそんな場所に移すのか。とんでもない」という反応がたくさんありました。

 現在地での再整備実現を目指して、これからも宣伝、署名ともに頑張ります。

2010年10月14日木曜日

10/14 追記:「赤旗まつり」のお知らせ

 前回お知らせした「赤旗まつり」ですが、11月6日(土)の若者広場でのイベントに、私も出演することになりました。11時から始まる「青年議員・青年候補、サポーター大集合!」です。

 1分間の持ち時間でアピールします。サポーター大募集!私を応援してください!



 

2010年10月11日月曜日

10/11 「赤旗まつり」のお知らせ


 11月6日、7日に第40回 日本共産党 「赤旗まつり」が開催されます。場所は、江東区夢の島公園です。

 舞台では、歌手のペギー葉山さんの歌や、ジャズ・ヴァイオリニストの寺井尚子さんの演奏を楽しめます。

 不破哲三・社会科学研究所所長の講座「科学の目で日本の政治史を読む」や、志位和夫委員長の記念演説も聞けます。

 全国物産店や大書籍市などのまつり名物や、子ども広場では人形劇団プークの公演、スポーツ広場ではフットサル大会などなど、とにかく盛りだくさんで書ききれませんが、学んで楽しめる巨大な規模のまつりです。

 2日間有効の前売り参加券は、一般 2300円(当日2500円)、中・高・学生・70歳以上 1500円(当日1700円)です。小学生以下、障害者は無料です。

 各プレイガイド(チケットぴあ、ローソンチケット)でも発売中です。

 ぜひ足を運んで、明るく楽しい共産党の姿にふれてください。


2010年10月9日土曜日

10/8 奥村レポート No.7


 奥村レポート 7号ができました。

 特集は、「築地市場移転問題」と「明石小改築問題のその後」です。まりこ勝彦区議の区議会本会議での質問を載せています。

 裏面には、少し軽いネタとして「タイムドーム明石」のプラネタリウム秋の上映スケジュールにしました。

 私の街頭宣伝時に配布しています。ぜひお読みください。


2010年9月25日土曜日

9/25 「第9回 東京土建まつり」のお知らせ

 明日、9/26(日)、都立木場公園(イベント広場)にて、「第9回 東京土建まつり」が開かれます。

 ●仮面ライダーオーズショー(サイン、握手会)
 ●模擬店
 ●工作教室
 ●マジカルTOM(大道芸人)ショー
 ●健康相談
 ●フリーマーケット

 など、子どもも楽しめる盛りだくさんの内容です。天気も大丈夫そうです。ぜひ足をお運びください。

 ※ 「東京土建」とは・・・

 日本のほとんどの労働組合が企業ごとに組織されているのに対し、建設業であればだれでも加入できる産業別個人加盟の労働組合。現在の加盟者数は13万人。建設従事者の組合としては日本最大で、単一の労働組合としても日本で2番目の規模です。

 詳しくは東京土建のHPをどうぞ

9/24 区長と面談しました

 共産党中央区議団とともに区長と面談し、「2011年度 中央区予算編成に関する重点要望書」を提出してきました。

 「要望書」の内容は、

 1.区民のくらしと福祉、健康を守るために
 2.日本経済の主役である中小企業・商店の振興と地域経済活性化のために
 3.超高層ビル・幹線道路優先の「都市再生」ではなく、地球環境を守り、安全で住みよいまちづくりをすすめるために
 4.区民の生命、財産を守る防災対策の強化のために
 5.子どもたちの豊かな成長を保障する教育をすすめ、区民のための文化・スポーツの発展のために
 6.平和と自治権拡充をつらぬき、清潔でむだのない、区民本意の区政を実現するために

 の6つの柱にそって、計308項目にわたる要望を提出しました。

 面談は、冗談も交えながら、終始なごやかな雰囲気で進みました。

 私は、「高齢者が住みやすい低価格の公共住宅の増設」を、直接区長に申し入れました。

 普段生活相談を受けるなかで、お年寄りからよく聞く悩みに住宅問題があります。持ち家があるならともかく、そうでない方が年金暮らしで中央区内に低価格の民間住宅を探して住むのは至難の業です。もし探せても、古い、トイレ共同、風呂なし、日当たり悪し...と環境は劣悪です。

 区内に3つある「高齢者住宅」も計82戸と絶対数が少なく、たまに出る空きも1戸、2戸。抽選ですが何度応募しても当たらず、「まるで宝くじのよう」。

 高齢者だけでなく、若い世代や中・低所得者も、中央区に長く住み続けられるよう、手頃な家賃の都営、区営の住宅を増やすべきだと思います。

 民間の空いている賃貸住宅を借り上げて住まわせるなどの対策も考えてほしいです。

 

2010年9月23日木曜日

9/22 「中央区議会第3回定例会」 共産党代表質問

←質問にたつ共産党・まりこ勝彦区議

 「中央区議会第3回定例会」 共産党代表質問を傍聴しました。

 ★志村たかよし議員の質問

 1.核兵器廃絶について
 2.民主党政権の「新しい公共」論について
 3.保育制度を根本から考える「子ども・子育て新システム」について
 4.高齢者の「無縁社会」問題について
 5.ワーキングプア解消と雇用確保のための自治体の責務について
 6.中小企業支援・内需拡大を軸とした景気回復策について

 ★まりこ勝彦議員の質問

 1.重要文化財相当の明石小学校「保存・活用」を巡る問題について
 2.築地市場現在地再整備問題について

 「明石小改築問題」については、卒業生らで構成された「明石小を保存する会」に次いで、西村幸夫東京大学教授などが呼びかけ人となった「中央区立明石小学校を重要文化財にする有識者の会」、「中央区文化財保護審議会」による保存要望など、保存・活用の声がますます広がっています。共産党区議団も2回にわたり区長に「保存・活用」を求める要望書を提出しました。

 区は学校改築の検討を始めたのは平成18年からとしていますが、文化財価値についての議論や検討がないまま改築計画を進めたことが明らかになっています。

 区長は、日本建築学会による「重要文化財の評価が出されたのが遅い」とも述べています。日本建築学会は、「保存活用に関して、できる限りの協力をさせていただく」と表明しています。「明石小学校の保存を望む会」も具体的にいくつかのリノベーション(保存・活用)案を提案しています。

 こうした住民側からのリノベーション案を積極的に検討してみるべきだと思います。専門家の協力を得て、現代の建築技術をもってすれば、貴重な文化財を残しつつ、子どもの教育環境を整えることは十分に可能です。
 

2010年9月19日日曜日

9/18 築地市場現在地再整備の訴え


 私と同じく、来年の区議選予定候補の加藤ひろしさんと、都議会議員の清水ひで子さんが弁士となり、買い物でにぎわう築地市場前の交差点で、「築地市場の豊洲移転に反対し、現在地での再整備を求める」宣伝と署名行動を行いました。

 築地の移転を心配する買い物に来た人たち、築地で働くかたもたくさん署名をしていただきました。 清水都議の訴えには、歩いていた人が立ち止り、うなずき、署名に応じてくれた方がたくさんいました。

 移転予定地・豊洲の東京ガス跡地の土壌汚染問題は深刻です。環境基準を超える数値のベンゼンやシアン化合物などの発ガン性物質が検出されています。

 土壌汚染を浄化できるとした都の実験結果は、実験前のデータを隠し続け、実験後の数値だけを示したものでした。実験そのものの信頼性が欠けているにも係わらず、都は「安全宣言」をしました。

 さらに、8/24の都議会では、共産党の清水都議会議員が、旧毒ガス跡地周辺の都営住宅工事に伴う残土が、移転予定地に搬入された盛り土に混じっている可能性を示唆しました。

 今、現在地再整備案の検討が始まっています。再整備案は建設費が1460億円~1780億円で当初試算の約半額です。豊洲移転経費4300億円を下回っています。

 都議会の動きをただ見守るだけでなく、地元・中央区としても現在地再整備案の提案をし、具体化するため都に働きかけるべきだと思います。

2010年9月12日日曜日

9/12 「奥村あきこレポート No.6」完成


 ☆6号の特集は、「消えた高齢者問題」です。中央区の安否確認は?

 確認作業で障害となっているのは、介護保険で65歳以上の加入者1万9千人のうち、2割弱の方しか介護サービスを受けていない実態です。介護サービスを受けていない方の安否確認をどうするか?介護情報等により確認できない場合には、職員の訪問調査による確認を始めましたが・・・。

 70年代は高齢者福祉サービスを区が直営で行い、職員が高齢者宅を訪問、健康状態や暮らしぶりの実態をつかんでいました。

 ところが、2000年の「介護保険制度」導入で、自治体は福祉サービスをケアマネージャーなど外部に任せてしまいました。区としての実態把握の機能が低下しました。ケアマネージャーは介護サービスを申請しない人までは訪問しません。「おとしより相談センター」も手が回りません。

 ここ10年間で、全国の自治体職員は福祉部門も含め大幅に減らされ、中央区も職員が2割強減らされました。

 人間の命とくらしにかかわることについて、行政の機能を強め再構築が必要です。

 福祉の専門性がある区職員を増やすとともに、ケアマネージャーなど民間とのネットワークを強化し、行政の責任で、高齢者援助のための情報一元化も求められます。

☆ 「重いネタばかりではなく、気軽に読める情報も」という声を取り入れ、今回は、区主催の「フリーマーケット情報」を載せました。

 ・11月13日(土)に佃公園で開催(10時~3時。雨天順延)。 
 ・出展者募集中! 出店料1000円、募集店舗数100店舗。 
 ・18歳以上の区内在住・在勤・在学者 
 ・申込〆切 10月5日(火) 

 お早目のお申し込みを!

 

2010年9月10日金曜日

9/10 私のポスターです


 私、奥村あきこのポスターができました。志位さんとの2連ポスターです。

 今、佃・月島のいたるところに貼られています。

 自分の顔が町中に知れわたるなんて、恥ずかしいことこの上ないですが、いずれ慣れると思います。

 最近は、街頭宣伝をしていても、「奥村レポート読んでるよ」と声をかけれることもあります。だんだん浸透してきているようです。

 奥村レポート効果&ポスター効果、期待できそうです。



2010年9月8日水曜日

9/8 青年劇場 「島」


 紀伊国屋サザンシアターでお芝居を見てきました。

 原爆投下時の広島にいて生き残り、生まれ故郷の瀬戸内海の「島」にもどり生活する青年教師・栗原学と、その家族、島の人々を描いたお話です。

 原爆が、被爆者を直接苦しめるだけでなく、彼をとりまく人間、親、兄弟、親戚、友人、恋人...みんなが原爆の影響を受け、新たな差別を作り出していきます。小さな封建的な社会のなかで、格差や貧困なども描かれています。

 被爆者のため、恋人の両親から結婚を反対された学。白血病の気配もしのび寄ってきます。

 不条理のなかでも、真正面からそれらの苦悩を受け止め、「生きていく」という強い意志をもつ学。

 お芝居のなかだけでなく、現在も被爆者の計り知れない苦悩は続いています。

2010年9月6日月曜日

9/6 「奥村あきこレポート No.5」できました


 月2回発行している「奥村あきこレポート」の第5号ができました。

 1面の特集は、社会問題となっている自殺問題です。

 全国的に自殺者は12年連続で年間3万人を超え、年間に亡くなる人の40人に1人が自殺です。

 全国と比較しても、中央区は自殺率が高く、区の衛生統計によると、過去10年間に自殺が死因死亡順位5位となったことが6年間あります。自殺者は年間21名~25名。主要死因別死亡数のうち2・9%~3・4%を占めています。3・4%とすれば、年間で28人に1人が自殺で亡くなっていることに。これは全国と比較しても高水準です(全国では40人に1人)。

 中央区の認識と 対策はどうなっているのでしょうか?

 2006年施行の「自殺対策基本法」をうけて、2007年には「自殺総合対策大綱」が閣議決定されており、2016年までに自殺率を20%以上減らす目標を掲げられています。 「基本法」では、国や各自治体が自殺対策に力を注ぐことを求めていますが、中央区ではこの目標に沿った体制はなく、「基本法」そのものが検討されたことさえないという状況です。

 足立区等では自殺の要因や年齢・職業等を分析し、その層への具体的対策を行っています。 

 静岡県富士市では、自殺につながる可能性もある「うつ病」患者の発見のため、開業医・精神科医と協力した「うつ病の早期紹介システム」があります。内科医など開業医がうつ病が疑われる患者に気づいたら、精神科医に紹介するもので、「うつ病」の見分け方や、精神科医の連絡先などを記入したパンフレットを開業医に配布しています。 

 こうした自治体の取組みを参考にし、うつ病患者の早期発見とともに、うつ病患者の社会復帰の支援にも力を注ぎ、中央区として自殺対策に総合的に取り組む体制を作るべきです。

 自殺を防ぐ対策とは別に、なぜ自殺に追い込まれるのか、その実態解明の必要もあります。

 10~20代の生徒や学生などの自殺、健康への不安が増す60代、働き盛りの40~50代の自殺も後を絶ちません。ストレスの原因となる長時間労働を減らし、失業や倒産にあった人に手を差し伸べるー。 自殺者の少ない社会は生きやすい社会でもあります。 短期間で成果が出るものではありませんが、粘り強く取り組むことが大事です。